秋里和国先生の
「蛇蝎―DAKATSU―」を読みました。
表向きの商売は帯の卸売り。
しかし本業は気学を用いて人を殺める「蛇蝎」。
仙寿家は代々「蛇蝎」で亜人はその第62代目。
その亜人の前に俺は『気』だという者が現れ、
気学の使い方を正道に戻せ!と告げてきて…!?
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蛇蝎―DAKATSU―のあらすじ
「蛇蝎」とはへびとさそりのこと。
人が恐れ嫌うもののたとえで、
その「蛇蝎」を生業とする者も当然人から忌み嫌われるのです。
そんな家系に生まれた亜人は、
人の幸せ不幸を考えていたら家業なんか継げないと、
それを受け入れています…本音はわかりませんが、。
そこへ『気』という男の姿をした者が現れ、
気学の悪用は宇宙の自然の法にふれると諭しはじめます。
気学は本来除災招福のために用いるもので、
しかし人間のサガなのか年月と共に正道を外れ
真逆の道に進んでしまうと嘆いています。
しかしそう言われても亜人は考えを改めるわけでなく、
折に触れて『気』が現れて諭し導いていく…
というストーリーです。
字や説明が多くちょっと読みにくいかな
というイメージが最初はありましたが、
ページをめくるとどんどん引き込まれる面白さがあります。
画も繊細で綺麗で、
この作品の雰囲気にもあっているように思います。
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蛇蝎―DAKATSU―のネタバレと感想
ちゃんと理解しようとすれば
非常に奥が深く難しそうな気がしますが、
話を読み進めていくのに支障は全く感じません。
内容もストーリーもわかりやすく楽しめます。
そしてしっかりと調べられたうえで描かれているので、
深く知りたい人にも納得できるような内容ではないでしょうか。
さらっと読むだけでも勉強になると思います。
人を殺めるといっても蛇蝎のやることは、
ただ相手の生年月日を聞くだけです。
気学には決して侵してはならない凶殺が7つあって、
この凶殺の方角へ旅行や転居などをすると、
剋す気(剋気)をとることとなり災いがふりかかるのです。
蛇蝎は凶方位を教えるのみであとは剋気が仕留めてくれる…
という仕組みです。。。
口を出しても手は出さない、
うーん、
それで人の運命を左右できるなんて
なんとも恐ろしいことですね。
亜人はたんたんとしているし、
全体的に殺伐とした雰囲気がある中、
流香の天真爛漫な姿は救いです。
彼女は亜人が好きだし相性もいいし、
きっとこの先彼女の存在が
良い方向へ導いてくれるように思います。
というかそうなって欲しいですね。
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蛇蝎―DAKATSU― まとめ
この世界は目に見えない気が渦まいているから、
気をつけ、気に掛け、気に留め、気を張れ、
と言った61代目の言葉が印象的でした。
『気』の言うように、
気学を本来の人を幸福に導く方向へ使うことができれば、
こんな頼もしいことはないなぁとつくづく思いました。
亜人の行く末がとても気になります。
「蛇蝎―DAKATSU―」は5巻で完結しています。
「蛇蝎―DAKATSU―」は気学の恐ろしさと魅力に満ちた作品でした!
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