姫神ヒロ先生の
「幸福屋」を読みました。
『幸福屋』―それは幸せのキッカケを売る店。
そこで売られている商品は、
悩める人にとって非常に魅惑的な物ですが…。
それを使って本当に幸せになれるのかは…あなた次第？！
「幸福屋」で検索して下さいね。
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幸福屋 のあらすじ
『噂とピアス』
主役は池内マユ（高1）。
マユはクラスをしきってるレナと美奈子の金魚のフン。
その日はレナはセンスが良いと褒め、
美奈子はカッコイイから黒が似合うと褒めています。
2人にマユは褒め上手だからウチら調子乗っちゃうよー、
などと言われ笑い合っていますが…。
マユが2人を褒めるのには理由があります。
中学の時イジメにあったマユは…
“長い物には巻かれろ”と学んだのです。
この2人といれば自分の場所は安全だと思っていたマユですが…。
よくあるパターンの設定ですね。
一時的にはそれでうまくいっているようにも思えるのですが、
やっぱりそんなことではまともな人間関係など
築けるはずもなく…？！
ある日レナと美奈子が2人だけで話してるのを目にしたマユ。
何話してるんだろう…？悪口だったら…と気になって
仕方がないけれどどうすることも出来ず。。。
そんなとき町で見覚えのない店を見つけたマユ。
『人のウワサが気になるアナタに…』と書かれた
扉の張り紙が目につきおそるおそる中に入ると…。
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幸福屋 のネタバレと感想
ここは幸福屋、
幸せのキッカケを売る店―とキレイな男性が微笑んで…。
差し出された商品はピアス。
つければ聴覚が普段の数倍になり、
だからウワサ話も容易く聞き取れる…と。
持って帰って試してみるといい、
あなたの…幸せを願っています、
そう告げられて。。。
いやーこれは諸刃の剣的な危険な香りがプンプンですね（笑）
この手のお話はよくあるやつですが、
この幸福屋のシドという人物、
彼はホントに幸せを願ってやっているのか、
ホントの目的は一体何なのか気になるところです。
半信半疑ながらもピアスを試してみるマユ。
案の定自分を悪口を言っていたレナと美奈子。
どうしよう…と動揺するマユの耳に聞こえてきたクラスメイトの話。。。
…そしてそれを告げ口することを思いつくマユ…。
…踏み入れてはいけないトコロに入ってしまった、
そんな感じがビシビシ伝わってきますね、。
そうしてそのピアスを使いどんどん悪用していくマユ。
「ざまぁみろ、もっと噂話を聞いてやる、
このピアスさえあれば何もコワイ事なんてない」
そう心の中で思っているマユの表情は歪んでいき…。
気がついた時にはもう遅いのです。
マユはやりすぎました、
人の弱みにつけ込みまくった結果…
もう誰もマユの前では話さなくなり
ある日教室中の皆が携帯でメールをしていて…。
そこにあったのは皆でマユを無視しよう！！！という書き込み。
皆の悪口が聞こえパニック寸前のマユ。
こんなピアスつけてるから…！
とピアスを捨てても…！？
街行く人皆の噂話が聞こえる…？！
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幸福屋 まとめ
そんな気がして叫ぶマユの姿が問題提起しています。
誰も言ってないのに聞こえないハズの声まで聞こえるなんてね…、
そう言うシドの冷たい笑顔がコワイです。
「幸福屋」は2巻まで出ています。
「幸福屋」は静かに心に訴えてかけてくるような作品でした！
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