いしかわえみ先生の
「絶叫学級」を読みました。
あなたが体験したことのない授業へ私がご案内―
何気ない日常の中で
大きく口を開けて待っているもう1つの世界…。
さあチャイムが鳴って、
ちょうど始まる時間ですよ…。
「絶叫学級」で検索して下さいね。
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絶叫学級 のあらすじ
1時間目「悪魔のゲーム」
小学6年生の美緒の学校で今大人気のゲーム機。
うちの学校じゃ1人1台持ってるのがフツー。
友達の由加理も
あこがれの阿部くんももちろん持ってるのに、
うちはお母さんがダメって買ってくれないの。
このまんまじゃわたしだけ取り残されちゃうよ…!
そう思っている美緒が学校からの帰宅途中、
道に落ちているゲーム機を見つけます。
それは見たことないゲーム機のようで、
ずいぶん汚れてるけど新機種かな?とのぞきこんでみると…。
“アニマル人生ストーリー”
というゲームが勝手に動き出します。
何も押してないのに…?!
そこにはこのゲームを始める前の注意書きがあり…。
そして「なおこのゲームを終えるには、クリアするか
もしくはリセットするかのどちらかしかありません。
リセットする場合
それまでに積み重ねてきたすべてが消去されます。」
特に気にも留めず、
誰も見てないしちょっとくらいやってみてもいいよね、
とゲームを始める美緒…主人公の名前を入力して…。
舞台は小学校なので、
対象年齢もそのぐらいがターゲットでしょうか。
内容も子供たちが関心のあるテーマを取り扱っているようです。
ゲームはイベントで選択を繰り返しながら、
主人公が王様になるのを目指しながら成長していくというもの。
不思議なことに偶然なのか、
イベントと同じ出来事が現実にも起こります。
財布を拾い、交番に届け、お礼で1割お金をもらった美緒。
そしてそのとき交番で、
最近となり町で不審者が出たという情報を耳にします。
お金をもらったことで抵抗感が薄れたのでしょうか、
美緒はどーせ落とし物だしもらってもいいよね?
とゲーム機を持っていきます。。。
誰にでも起こり得そうな出来事ですよね。
しかし何気なく足を踏み入れてしまったその先には…。
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絶叫学級 のネタバレと感想
ゲームで起こったことが現実でも起こる?
そのことにだんだんと確信を深めていく美緒。
そんなものあるわけが…でも本当だとしたら…、
すべて親指ひとつで思うがままじゃん!
そのゲーム機が魔法のゲームだったんだと確信した美緒は、
皆が知ったら絶対ほしがるに決まってる、
絶対ヒミツにしないと!…と友達には話さず隠すのです。
そうしてどんどんゲームにのめり込む美緒。
友達が話しかけても上の空で、
1人でさっさと帰ってしまうことが増え…。
やがて由加里が注意してきます。
皆怒っちゃてるよ、あやまりなよと。
以前は皆がゲームの話題ばかりでつまらなかった美緒は、
そう言われてムッとしてしまいつい、
「皆と遊ぶよりゲームやってる方が断然楽しいもん。
もう友達なんかいらないよっ」
と言ってしまします。
話すもんかっ、これは私だけのゲームだもん、
絶対誰にも渡さない!…そう心を閉ざして。。
こうなってしまうともう抜け出せない闇に
はまってしまっていますよね。
もう後戻りは…できないのでしょうか?!
少し前から気になっていたゲームの表示…、
これはエネルギーレベルのようなもの??
一人でいた美緒の前に現れた不審者、
もしかして交番や学校でも注意するように言われていた
あの不審者?!
追いかけられ追い詰められる美緒!
ゲームにも現れた選択肢にはどちらも救いようがないもので…。
あのゲームの表示はエネルギーレベルじゃなくて
命のカウントダウンだったんじゃ?
追い込まれた美緒はゲームをリセットし………。
…あとに残ったのはゲーム機だけでその中には…。
このお話は子供たちへの訓戒なのでしょうか。
人生は常に選択によって進んでいきます。
もし彼女にもっと周りが見えていれば…、
あのとき謝って一緒に帰っていれば…、
もしゲームのことを皆に相談してれいれば…、
3つ目の選択肢が存在し助かったのかもしれません。
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絶叫学級 まとめ
1歩間違えればすぐに迷いこんでしまう恐怖の世界。
それはいつでも誰にでもおとずれる…。
次はあなたが主人公になるかもしれませんよ。。。
「絶叫学級」は20巻で完結しています。
「絶叫学級」は小学校を舞台に繰り広げられる
恐怖の世界の入り口みたいな作品でした!
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