慎結先生の
「ゼイチョー!~納税課第三出納係~」を読みました。
納税は国民の義務です。
払わない人には強制執行のお仕置きを!
という単純明快な税金取り立てストーリーです。
「ゼイチョー!~納税課第三収納係~」で検索して下さいね。
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ゼイチョー!~納税課第三収納係~ のあらすじ
百目鬼華子(どうめきはなこ)は
幸野市役所納税課の新人公務員です。
納税課の窓口には様々な市民がやってきます。
窓口で税金の不満をくどくど言う人、
俺たちの税金であんたらを養ってるんだからもっと笑えという人。
華子は何を言われても動じません。
笑えと言われればにっこり笑って応対します。
そんな強気の華子には幼い頃、
母親が税金を払っていなかったため
強制執行を受けた記憶があります。
強制執行とは税金を払っていない滞納者の自宅へ行き
金品を差し押さえる事を言います。
もちろん、そこまでの事態になる前に
役所から散々手紙やら通達やら職員の訪問などがあるのですが、
それを全て無視し続けると裁判所からの命令で
お給料や自宅にあるめぼしいものを持っていかれてしまうのです。
華子は母子家庭に育ち、
幼い頃の記憶に強制執行の画が強烈に焼き付いています。
今では公務員として逆に取り立てる側にまわっている華子。
税金の大切さを身に染みてわかっているのです。
税金って高いですよね。
国民の義務だとわかってはいるのですが、
もう少し安くならないもんでしょうかね。
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ゼイチョー!~納税課第三収納係~ のネタバレと感想
浅川真奈美22歳は病気の母親と二人暮らしで、
真奈美がアルバイトで細々と生計を立てている滞納者です。
今回、新人の華子が初めて担当する案件です。
アパートで呼び鈴を鳴らしても居留守を使う真奈美。
実は真奈美は華子の同級生でした。
そして中学、高校と真奈美は華子をいじめていた張本人だったのです。
権力で仕返しにきたんでしょ、
そういう真奈美に対して仕返しなんて
一円の得にもならないことはしないと言う華子。
純粋に住民税を払ってほしいだけだと冷静に対応します。
真奈美は全財産の1,151円を華子に投げつけ、
二度とくるな!とドアを閉めてしまいます。
その日のごはんにも困るような暮らしなのですが、
母親を病院に連れていかなければならないし、
友達にはお金を借りまくっていてすでに友達と呼べる人間もいなくなっていました。
そして華子が動くのです。
再度アパートに行き、真奈美の状況の相談に乗ります。
確定申告をやり直すことで
払いすぎていた税金が還付されることを説明します。
真奈美の困窮した生活を立て直すための資金になるのです。
部屋の窓を開けて空気を入れ替える華子。
外は桜が満開です。
お金がないことで苦しんでいた真奈美に、生きる希望がわいた瞬間でした。
税金関係の漫画は数多くありますね。
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ゼイチョー!~納税課第三収納係~ まとめ
この作品は女子向けに税金というものを
分かりやすく噛み砕いて説明してくれています。
華子のキャラはまだ確立してない感じもありますが、
今後食えない滞納者にどう対応していくのか続きが気になります。
「ゼイチョー!~納税課第三出納係~」は分冊版で5巻まで出ています。
税金に関する悲喜こもごもを描いた痛快な作品です。
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