上田倫子先生の
「裸足でバラを踏め」を読みました。
兄の作った借金返済のために、
ある富豪の青年と愛のない契約結婚をしたヒロインの物語です。
上田倫子先生の作品は以前にも何度か読んだことがあるのですが、
どの作品もきれいな作画と逆境にめげず健気に頑張るヒロインが印象的でした。
今回も応援したくなるヒロインで良かったです。
「裸足でバラを踏め」で検索して下さいね。
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裸足でバラを踏め のあらすじ
物語の主人公・北村純(きたむらすみ)は
兄の北村英輔(きたむらえいすけ)が博打で作った借金のせいで、
多くの弟妹とともにその日の食べるものも買えないような
貧乏暮らしをしていました。
ある日、純は高熱を出した妹を医者のところまで連れて行きますが、
お金がないからと診てもらえません。
途方に暮れた純は通行人に助けを求めますが皆見て見ぬふりばかり。
その時、偶然通りかかった一人の青年が
純に救いの手を差し伸べてくれます。
きれいなハンカチにくるんだ診察に十分なお金を恵んでくれたその青年のお陰で、
純は妹に薬を買ってやることができたのです。
純は王子様のようなその青年のことが忘れられなくなるのでした。
実際に自分が純の立場だったら嫌だなと思いつつ、
クヨクヨしない純の強さにはちょっと憧れちゃいますね。
自分の気持ちに素直なところもいいです。
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裸足でバラを踏め のネタバレと感想
その日の夜、いつも遊び歩いているような英輔が
慌てて家に帰ってきます。
なんと借金取りから女を横取りしてしまったというのです。
激怒した借金取りが英輔を追って来て、
幼い弟妹たちを借金のかたに売り飛ばすと脅してきたのです。
弟妹たちを助けるため、「あたしを売ってくる」と
啖呵を切って夜の街へ飛び出した純。
そこで純に声をかけてきたのは芦田蒼一郎(あしだそういちろう)。
実は芦田物産の跡取りである蒼一郎は、
祖父に結婚しなければ社長の座につけないという期限付き条件を出されており、
そのため「愛のない契約結婚」という形で純を買うと言って来たのです。
そんなこんなで蒼一郎の妻となってしまった純ですが、
貧乏育ちであることを隠すために日々レディー教育を受けさせられたり、
急な生活の変化に戸惑うばかり。
ある日、蒼一郎を訪ねて客人がやってくることに。
純が出迎えに出ると、そこに立っていたのはあの時にのハンカチの王子様で・・・。
蒼一郎とハンカチ王子様どちらがヒーローでもおかしくない登場の仕方ですね。
この先の展開が気になります。
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裸足でバラを踏め まとめ
今作はヒロインが借金に苦しむ極貧生活をしていて、
設定だけ聞くとすごく不幸な少女なのですが、
それだけでなくヒロインの強さやちょっと天然だったりするところが
ユーモアを交えて描かれているので、
ただ単純な「悲劇のヒロイン」ではないところが良かったです。
ちょっとドロドロした昼ドラのような展開も面白かったです。
テンポのいい作品で飽きさせない展開が続くので9巻という長さも苦にならずに
サクッと読める作品でした。この作品は全9巻で、完結しています。
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