百乃モト先生の
「私の無知なわたしの未知」を読みました。
私の無知なわたしの未知
母子家庭に育ち母と幼なじみに見守られて、
平凡ながらそこそこ幸せに暮らしていた湊。
自分を犠牲にして女手一つで育ててくれた母と、
小さい頃から自分のことをいつも真剣に考えてくれる晴人、
その期待に応えないと…
となんとなく息苦しさを感じていたのだけれど…。
先輩女子社員の朝海の出現によって変わり始める、
湊の世界を貫いた非日常―…!
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私の無知なわたしの未知 のあらすじ
小学校3年生の時に両親が離婚した嶋田湊は、
母と二人で暮らしています。
母は自宅兼小料理屋を営み自分を育ててくれました。
大事にされてるのは有り難いんだけど…、
なんていうか…せめて迷惑をかけないよう、
心配させないようとしてしまう思考が
板についてしまっている私の人生。
時々重いなぁ~…なんて思ってしまったり…。
…母親に「いい子で助かるわ」なんて言われていたら、
そりゃあなかなかそれを裏切れないですよね。
湊のなんだか力なく笑う感じ…、
目が笑ってない笑顔が息苦しさを表している気がします。
湊の幼なじみで4つ年上の間瀬晴人とは
20年来の付き合いで母も公認?の仲。
と言っても湊にとっては頼れるお兄さん的存在で、
恋だのなんだのと意識したことはないんですけどね。
晴人の方はそうではないようで、
「一生面倒みるつもりだから」なんて言ってきます。
酔った勢いで言ったのかと思いきや
「あながち冗談じゃないから」と晴人。
急にそんなこと言われて戸惑う湊、
だけどずっと一緒にいるし、
この先もこんな感じで続いていくのかもしれないな…、
「ちゃんと応えなきゃ…」
と思ってまた息苦しさを感じるのです。
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私の無知なわたしの未知 のネタバレと感想
母も晴人もイイ人で悪気があるわけじゃないから、
余計に今まで何も言えずにきたんだろうなぁ…って、
優しい湊の息苦しさがとってもよくわかりますね。
このまま踏み外すことなく躊躇せず、
ずっとずっと、
ずっと……?
そんなふうに考えると
物凄い閉塞感を感じずにはいられません。
新入社員の湊の直属上司である太田さんは、
よくいるお局さんでコワーイ女性。
いっつも理不尽に怒られている湊。
あるとき同じ事務の先輩・朝海さんが、
「下が育たないのは上司のせい」!!
とビシッと言ってくれちゃいます。
こんなふうに言いたいこと言える人は爽快ですよね。
そんな朝海さんを、
口調はキツイけど丁寧に教えてくれて実はイイ人?!
とか思ったりキレイな人だなぁ~と思っていた湊です。
晴人にいきなりプロポーズみたいなことを言われたうえ、
どんどん話を進めていかれそうで焦っていた湊に、
朝海さんが助け舟を出してくれます。
朝海さんの家で飲みながら話の流れで
ホントの気持ちを吐き出す湊…!
外に出たらもっと違うものが見えるのかもしれない、
いろんな可能性があるのかもしれない…、
好きでそうしてたわけじゃない、
でもそれが一番いいことだろうって思うし…、
別に間違ってるとは思ってない……、
とうじうじ言っている湊にイジワルを言って、
本音を引き出す朝海さん。
なんだかなんでもお見通しな感じが
ちょっとコワイんですけれど。
いつも窮屈そうで苦しそうだった湊を
解放してあげたかったという朝海さんに、
その場の雰囲気に流されるように心も体も許してしまう湊。。。
だけどなんだか朝海さんには秘められた何かが
ある気がして仕方ありません。
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私の無知なわたしの未知 まとめ
湊がこれからどうなっていくのか、
晴人との関係は?
そして朝海さんとは?
今後の展開がとっても気になります!
「私の無知なわたしの未知」は10巻で完結しています。
「私の無知なわたしの未知」は平凡な毎日に差し込んだ
非日常から始まる本当の私…!な作品でした!
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