桜沢きゆ先生の
『先パイ、教えてください 』を読みました。
全寮制の名門校に入学した女の子が、
先輩の手ほどきを受けながら「本物のお姫様」を目指すお話です。
「先パイ、教えてください」で検索して下さいね。
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先パイ、教えてくださいのあらすじ
私立薔薇の森学園は全寮制の超名門校です。
この学園の変わった伝統で、
年に一組、最高の男女が選ばれ
「ブライアローズ(本物のお姫さま)」と
「ロイヤルロード(本物の王子さま)」
という称号が与えられます。
3月生まれで体が小さい白雪アリスは、
幼い頃王子様のような男の子に出会い、
「ブライアローズ」の存在を知ります。
「きみがブライアローズになったら、
ぼくはロイヤルロードになってむかえにいく」
という彼との約束を信じ、
アリスは薔薇の森学園になんとか補欠で合格し、
入寮日を迎えました。
この学園にはさらに「フレール(兄妹)」
と呼ばれる制度があり、
2年の先輩と新入生がペアになります。
兄である先輩が、妹の新入生を手ほどきをし、
二人でブライアローズを目指すという制度。
本来は一人の新入生に対し、
一人の先輩がつくはずが、
今年は入学欠員が出たということで、
アリスには二人の先輩がつくことになりました。
学園で王子様と呼ばれている
御影鏡夜(みかげ きょうや)と
東宮寺昴流(とうぐうじ すばる)です。
こわい鏡夜とやさしい昴流。
二人の王子に翻弄されながら、
アリスは学園生活をスタートさせました。
果たしてアリスはブライアローズになれるのでしょうか!?
そして約束の王子様に会えるのでしょうか?
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先パイ、教えてくださいのネタバレと感想
御影鏡夜と東宮寺昴流。
二人は別々の寮でエース(No.1)
となり学園で王子様と呼ばれる存在です。
補欠最下位入学のアリスに対し
二人の王子がつくことになり、
他の女子生徒の嫉妬から嫌がらせが集中します。
最初は味方だと思われた主席入学の鳳(おおとり)エリカも
この「女の醜い足の引っ張りあい」に参戦し、
くじけそうになるアリス。
しかし、アリスは幼い頃出会った王子様に言われた
「お姫様はいつも笑顔で!」
という言葉を胸に、笑顔で乗り切るのです。
「お姫様」「王子様」「全寮制の学園」
と少女漫画の定番がそろった作品です。
特殊な言葉&学園独特の制度のオンパレードで、
最初は戸惑う読者も多いと思います。
物語の軸としては、
みそっかすだった女の子がお姫様を
目指すシンデレラストーリーです。
しかし、そこには魔法使いは出てきません。
フレールとなった先輩に
手ほどきを受けながら、
自分自身が成長していかなければなりません。
主人公アリスには「ブライアローズ」に対する
強い思いがあります。
体が小さく、
そのせいで幼い頃から仲間はずれにされ、
辛い思いをしてきたアリスは、
「ブライアローズになって王子様に会うこと」
を心の支えにして乗り越えてきたのです。
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先パイ、教えてください まとめ
その思いに、
最初は「ロイヤルロードにもブライアローズにも興味はない」
と言っていた御影鏡夜も動かされて、
アリスに協力的になっていく所が私は面白いと感じました。
『先パイ、教えてください』は二巻まで、
『先パイ、教えてください 分冊版』は(8)まで出てます。
『先パイ、教えてください』は学園シンデレラストーリーです。
「先パイ、教えてください」で検索してみて下さい。
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