松本テマリ先生作、原作芝村裕吏先生の
「キュビズム・ラブ」を読みました。
女子高生の典子は、父親と乗った車で事故に遭う。
そして、目が覚めたとき、目にしたものは・・・?!
笑うと子供っぽくなる若い青年だった。
その青年は、典子の担当医師、篠田。
篠田の口から典子に伝えられた衝撃の事実!!
それは、交通事故によって、典子の肉体は死に、存在しているのは、
箱に入った典子の脳だけだということ。
そんな典子と医師篠田の不思議な日常がスタートした。
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キュビズム・ラブ のあらすじ
父の車に乗っている典子。
車のスピードに恐怖を覚えたところで、事故に遭います。
そして、目が覚めた時、一人の男性から覗きこまれ、驚きます。
その男性は、篠田といい、典子の担当医師。
声や視界に違和感を感じる典子に、篠田が話したことは・・・。
なんと、父と遭った交通事故により、
典子の肉体は死に、生き残っているのは、
箱に入った状態の脳だけだということでした。
ショックを受ける典子。
篠田は会議のため、一旦病室を後にします。
会議が終わって歩いている篠田は、
ふと典子の言葉を思い出します。
冬の白い息が大好きだと言った典子。
篠田は白い息を見ながら、
こんなもので喜ぶ人がいるんだな・・・と優しく笑います。
篠田の心に典子が居座り始めたことが表現されています。
一方、典子も篠田とコミュニケーションを取る中で、
ドキドキしっぱなしです。
典子はもしかしたら、
最初に篠田を見たときに一目惚れしたのかもしれません。
そんな中、篠田が出張に行くことに。
行かないで・・・と言いたい典子ですが、グッと我慢します。
部屋を出るまでの二人のやり取りが、
恋が始まるか始まらないかの微妙な二人の初々しい会話のようで、
とてもキュンとします。
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キュビズム・ラブ のネタバレと感想
篠田が出張に行っている間、
典子は時間の感覚がマヒし、考えることを止めます。
出張から帰った篠田は、寝ていた典子を必死で起こします。
考えることを止めた典子は、
二十日以上眠り続けていたとのことでした。
心配で怒ったように話す篠田。
拗ねる典子。
篠田は、典子の話し相手に、大学時代からの友人で、
人工知能の研究者ヲタポンを紹介します。
ヲタポンとの会話で、篠田に対する自分の気持ちを確認する典子。
そんな典子に、ヲタポンは、篠田への気持ちを秘密にする代わりに、
典子に典子の脳の状況について確認する実験に
参加して欲しいと言います。
それを引き受ける典子。
そして、携帯が使えるようにヲタポンが
提案したことをきっかけに、携帯もメールを送れるようになった典子。
いよいよ典子が脳だけの箱として生きていることを周囲に話す時が・・・。
典子はどうやって生きていくのか?!
また、篠田との関係は?!
主人公が箱の中の脳である設定に驚きました。
ですが、時折女子高生の姿が描かれており、
それによって、現実には箱の主人公でも、
普通の恋する女の子として読めました。
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キュビズム・ラブ まとめ
また、箱であるからこその言語だけでのコミュニケーションが、
他にはない純粋な雰囲気を出していて、
読んでいてキュンとしました。
「キュビズム・ラブ」は4巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、設定は変わっていますが、ピュアな恋愛が楽しめる作品です!
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