小林あゆみ先生の
「ハイブリッドベリー」を読みました。
実家の農家を継ぐことを目標に、
高校でも土いじりに励む女子高生、青柳。
そんな青柳は野球部の杉崎に恋をしている。
杉崎相手に素直になれない青柳に、
野球部の顧問はマネージャーになるように提案します。
しかし、マネージャーの予定が、実は選手に？！
青柳の恋と野球の行く先は？！
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ハイブリッドベリー のあらすじ
実家が農家の女子高生の青柳。
実家を継ぐことを目標に、
毎日高校の花壇の手入れに勤しんでいます。
そんな青柳の大切な花壇の敵は、
野球部から飛んでくるボール。
今日もそのボールをスコップで撃ち落としています。
その姿を見ていた野球部の顧問山田先生。
そこへ、花壇を危険なめに遭わせる張本人の、
野球部の杉崎がボールを拾いにやってきます。
言い合いをする二人。
杉崎が去った後、どーんと落ち込む青柳。
実は、杉崎のことを好きなのでした。
可愛げある態度をとれない自分に腹立たしい思いで満たされます。
自分は嫌われているという青柳に、
山田先生は、そんなことはないと答えます。
山田先生の言葉に、この恋を頑張ろうと決意した青柳。
山田先生、一見茶髪でチャラいですが、
かなり勘がよく、生徒のことを実はよく見ている先生です。
まずは、普通に挨拶を交わすことから・・・
と思う青柳ですが、なかなかうまくいきません。
そんな青柳に、山田先生は野球部のマネージャーになって
杉崎との距離を縮める案を提案します。
その提案にのった青柳。
そして、初めて練習に参加すると・・・・！？
なんと、青柳はマネージャーとしてではなく、
選手として入部することになってしました！！
青柳の反射神経と、土の状態からボールの行方を読む能力に
目をつけた山田先生の策略だったのです。
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ハイブリッドベリー のネタバレと感想
山田先生が青柳に提案したポジションは、
なんと、杉崎のポジション。
二人は同じポジションを掛けて勝負することに。
これは恋する女子としてはまさかの展開ですね。
恋人ではなく、ライバルになるとは・・・。
なんとかポジションを奪いたくない青柳は、
闘いを避けようとしますが、効果はなく・・・。
しかし、杉崎は青柳に、敵ではなく、
ライバルとしていい関係だと言います。
その言葉に喜ぶ青柳。
ライバルとして距離を縮める二人ですが、
急に入った練習試合のため、山田先生からポジションを言い渡されます。
やはり、青柳が杉崎のポジションに入ることに。
一度は杉崎のために、野球をやめようかと思う青柳ですが、
野球への気持ちと青柳の思いに気づき、
もう一度野球をやることにします。
野球仲間として仲を深める二人。
さらに、練習試合に男子として参加することになった青柳。
どんどん恋愛対象から遠ざかっているようにも思いますが、
二人の恋はどうなっていくのでしょう。
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ハイブリッドベリー まとめ
スコップでボールを打つなど、ギャグ的な面白さがあります。
また、真っすぐな性格の青柳と杉崎のキャラクターが、
読んでいてとても気持ちがいいです。
恋の話としての展開はなかなか進まなそうな様子ですが、
二人が今後どうやって恋していくのか、とても楽しみです。
「ハイブリッドベリー」は2巻まで出ています。
この作品は、真っすぐな高校生の、部活にかける青春と恋の話が楽しめる作品です！
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