六本木綾先生の
「オート・フォーカス」を読みました。
カメラが好きな女子高生美和。
どこか大人びていてクールな彼女は、
ある日突然母から再婚することを告げられます。
新しい家族として紹介された男の子は?!
弟となった陸と、新しく飼い始めた犬、幼馴染の渉との関係・・・。
「オート・フォーカス」で検索して下さいね。
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オート・フォーカス のあらすじ
カメラが趣味の女子高生美和は、ある日、
母から再婚すると聞きます。
既に引っ越しの手筈まで整えているという母に、
美和は話の途中で家を出ます。
家を出た後行ったフリーマーケットで
一つのカメラを見つけます。
しかし、売っていた男の子に
「おまえには売ってやんない」
と言われてしまいます。
その後から、フリーマーケットでカメラを売ってくれなかった男の子が、
美和の家や学校の帰りに待ち伏せするように。
そして、美和を捕まえて、
美和に興味があると言います。
母の再婚についても知っていて、
物わかりのいいふりをしているだけで、
現実逃避しているだけだ・・・と美和に言い放ちます。
その言葉にハッとした美和。
母に対して思っている不満をぶちまけます。
男の子の発言で、写真も母に対しても、
何もしていないことに気が付いた美和は、
新しい家を見に行くことに。
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オート・フォーカス のネタバレと感想
その途中で、カメラを持った一人の男性と出くわします。
話した印象から、そのおじさんを気に入った美和でしたが、
じつはそのおじさんが新しい父親だと分かります。
そして、新しい家にいたのは、
なんとフリーマーケットで出会った男の子でした。
陸というその男の子は、
新しい姉弟を審査するために美和に近づいたようですね。
でも、美和の寂しさからくる諦めの気持ちを
陸は見抜いていました。
もしかしたら陸も似たところがあるのかもしれません。
そして、新しい生活がスタートし、
陸との同居生活を目の当たりにした幼馴染の渉に、
美和は告白されます。
美和は渉を恋愛対象として好きというよりは、
家族のような愛情を持っているようです。
そんな中、犬の飼い主募集の張り紙を見ていたら、
張り紙を出していた獣医に犬を託されてしまいます。
陸が犬を飼いたいのではないかと思っていた美和は、
犬を連れて帰りますが、陸は激怒します。
犬の世話を手伝わない陸ですが、
美和が大変で家事に支障を来すことから、
とうとう手伝うことになります。
陸から、犬についての話を聞いて、
犬を飼いたかった自分の本当の気持ちに気が付きます、
それは・・・?!
美和や陸の心の状態が、
犬やカメラの話を通して多く表現されています。
その、少し遠回しな見せ方が、
美和や陸のおかれている環境などを考えながら、
気持ちをイメージできました。
また、美和の母と、陸の父のキャラクターが、
話に面白さを加えてくれています。
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オート・フォーカス まとめ
少しずつ、陸は美和への自分の気持ちに
気が付いてきているようでしたが、
渉、陸、美和の関係がどうなっていくのか、この先が楽しみです。
「オート・フォーカス」は5巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、カメラと犬を通して描かれる
思春期の心にキュンとする作品です!
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