藍川さき先生の
「これが恋というならば」を読みました。
初めて恋をした相手は自分のお姉ちゃんに恋をしていました。
そして頑張った先に待っていた結末とは…。
「これが恋というならば」で検索して下さいね。
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これが恋というならば のあらすじ
鈴木そらは高校1年生です。
出来のいい姉と比べられるのを避けるため、
知り合いの誰もいない遠くの高校まで通っています。
中学では近所の人や先生に姉ばかりをほめられ、
お姉さんを見習いなさいと散々言われてきました。
さらには好きになった男の子に告白をしても、
俺はお前のお姉ちゃんが好きなんだ、と言われる始末。
姉が悪い訳ではないのですがそらは
いつの間にか姉とは全く口をきかなくなってしまいまいた。
遠く離れた学校にいる時間だけがそらにとっての自由な時間なのです。
ある日バレーボール部に所属するそらが部活終わりに男バレの部室の前を通りかかると、
そこで男バレの部長片岡先輩がひとりで携帯を手に泣いているのを見かけます。
怖くて有名な部長のそんな姿を見てそらはびっくりしますが、
そらの存在に気付かれた部長に
今見たことは誰にも言わないようにと口止めされます。
それからずっと部長に監視されているようで
そらはびくびくしながら過ごします。
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これが恋というならば のネタバレと感想
しかしある日そらは部長に呼び出されます。
黙っていてくれたお礼に個人練習に付き合ってくれると言うのです。
大して熱心ではなかった部活でしたが、
毎日の個人練習のおかげで上達しそしてバレーが楽しくなっていくそら。
試合に出たいとまで思うようになりましたが、
練習試合のスタメンには選ばれませんでした。
がっかりして落ち込むそらは姉と比べられた日々を思い出します。
やっぱり自分なんて…と思ってしまうのです。
ところがそんなそらに片岡は「あたしなんか…」と言うのを禁止します。
頑張っていたそらの事を片岡は認めていたからです。
ようやく姉からの呪縛から逃れ一歩前に踏み出せたそらでした。
お姉さんは確かにかわいいんですけど、
この辺りからそらちゃんの笑顔が明るくどんどん可愛くなっていきます。
その後も何かにつけ片岡はそらの事を気にしてくれるようになりました。
言葉もきついし意地悪な言い方もしますが、
温かく見守ってくれているような片岡に当然ですがそらは惹かれていくのです。
ところが片岡先輩は姉、さくらの友達なんですよ。
しかも片岡は中学の時からさくらの事が好きで、
泣いていたのも他に彼氏のいるさくらの事を想ってだったようなのです。
しかしそらはふたりの関係を知りません。
片岡とも良い信頼関係を築き、
姉とも徐々に昔のように仲良くなってきたそらは毎日が充実しています。
そしてその勢いで、文化祭の準備中にそらは片岡に告白するのです。
片岡としては自分の好きな女の子の妹から告白されてびっくりなんですよ。
そらは振られてしまうのですが片岡とも今まで通りにしゃべり忘れる努力をします。
しかし見てしまうのですよ。
図書館で姉とふたりで勉強している片岡のことを。
しかし少し大人になったそらは、片岡にもにっこりと笑うのです。
そして片岡とは友達なんだ、
と必死に弁解する姉にもにっこりと笑って涙を隠すのです。
お姉ちゃんもいい人なんですよ。
妹の事をしっかりと考えてくれているのです。
そしてこの辺りから片岡の心の中にそらへの想いがもたげ始めるのです。
イケメンで人気者の同級生、高須くんという人も出てきます。
彼がうまいこと煽ってくれるので
片岡とそらは少しずつ距離が縮んでいくのですが。
そして片岡を友達だと言っていたさくらが、
急に片岡への想いに目覚めてしまったりと2巻は怒涛の展開になってきます。
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これが恋というならば まとめ
少し急ぎ足の展開ですが、
そらがどんどん可愛く良い子になっていくので応援しながら楽しく読めました。
「これが恋というならば」は2巻で完結しています。
自分に自信がなかった女の子が恋をすることで、
女性としてぐっと成長していくピュアラブストーリーでした。
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