豊田悠先生の
『神様は生きるのがつらい』を読みました。
ネガティブな神様とポジティブ女子の恋物語です。
「神様は生きるのがつらい」で検索して下さいね。
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神様は生きるのがつらい のあらすじ
廃墟と間違われるような鬼灯神社の氏神、
日我知（かがち）様は、
今日も死にたがっています。
しかし、鬼灯神社の前で行き倒れていた少女、
野々宮春を助けたときから、
日我知は徐々に変わっていきます。
超ネガティブな日我知に対し、超ポジティブな春。
人間を蔑みながら、人間を恐れ、
傷つけられた記憶を引き摺って生きている日我知を、
春は抱きしめ、癒していきます。
「ここにいたい」と懇願する春を見て、
いっそのこと嫁にしてしまおうと目論む日我知でしたが、
今のままでは異種婚姻はできないと諭されて・・・。
日本中の神様がいなくなる神無月、
神様たちは出雲に集まって宴を開きます。
しかし、その宴に参加せず、
ひたすら死にたがっている体たらくな神、
それが日我知です。
いわゆる格差社会は神々の世界にも存在します。
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神様は生きるのがつらい のネタバレと感想
参拝者と供え物で溢れ返り、
手入れが行き届いた社に住まい、
見目麗しい使いを持つ神々に対して、参拝客が途切れ、廃墟同然の社を住処とし、
使いである神途は野良狸と兎という神・日我知は
格差社会の最底辺に位置しています。
当然宴に参加すれば、
エリート集団の中にニートが１人紛れ込んだ状態となり、
とても行きづらい状況です。
そんな日我知の前に生け贄（！）と間違えた行き倒れの少女、
野々宮春が現れます。
寂れまくってて古臭くて、田舎でボロくって、
カビ臭くて汚い鬼灯神社を、静かで歴史があって、
自然豊かで趣があって、掃除すれば（きれいになる）
と言い換える超ポジティブ少女です。
大昔に、人間に裏切られ、傷つけられた経験から、
日我知は人を信用しません。
人間が怖いくせに、プライドが高いため人間を蔑み、
ちょっとしたことですぐ心が折れて、死にたがる・・・
という正に引きこもりのオタクの典型みたいなイタい神様です。
ただし、日我知の場合は八岐大蛇の血統であり、
本人に自覚があるかないか分かりませんが、
実際にはかなり強い力を持った神なのです。
神様なのに人間が嫌いで、
せっかく来た春にも「神頼みするくらいなら役所に行け」と突き放すような、
トンデモさ加減が凄まじいですが。
こんな冷たい対応の日我知にめげず、
春は持ち前のポジティブさと、
3年前から日我知を自分の神様として信じてきた信念を貫き通し、
日我知の心を開かせていきます。
ついには春を自分の嫁候補にしてしまった日我知。
しかし、今の廃墟同然の神社のままでは大国主大神に
人間との異種婚姻は認められないと神途に諭された日我知は、
参拝者を増やすために間違った努力を続けます。
見かねた春と神途たちも鬼灯神社の宣伝に奔走しますが、
すべて裏目に出た結果、
幽霊屋敷に加えて都市伝説の対象になってしまいました。
そんな状況の中、
日我知に神有月の出雲の宴へ神々を先導する役が回ってきます。
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神様は生きるのがつらい まとめ
成功すれば大出世、
失敗すれば総スカンという超ハイリスクハイリターンな役目に、
日我知は怖じ気づきます。
さらに春の気持ちを疑い始めた日我知は
我を忘れて暴走してしまい・・・
果たして２人は婚姻まで辿り着けるのでしょうか？
『神様は生きるのがつらい』は３巻まで出ています。
『神様は生きるのがつらい』は異種婚姻の恋物語です。
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