あいだ夏波先生の
「圏外プリンセス」を読みました。
王子様との幸せな結末なんて夢のまた夢!
それでも乙女ゲーで培ったスキルを駆使して頑張る女子の、
愛と根性の物語。
「圏外プリンセス」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
圏外プリンセス のあらすじ
目黒美人(めぐろみと)はその名とは程遠いルックスの女子中学生。
目は細く、眉は太く、ほっぺたは肉まんのようにもっちりしているおかっぱ頭。
自分で分析するところの顔面偏差値は
クラス女子20人中、15~18位くらい。
病院で名前を呼ばれれば受付でがっかりされ、
名前を記入したとたんに薄ら笑いされてしまいます。
それでも美人には心に決めた彼がいます。
その彼は星夜(せいや)という名前の乙女ゲーの中の人物です。
星夜は美人に常に優しくかっこよく、
そしてちょっと強引で美人の理想の彼氏なのです。
学校では仲良しの春ちゃん、マルちゃんと乙女ゲーの話で大盛り上がり。
美人は美人でちゃんと青春を楽しんでいるのです。
というのは、表向き。
美人の心の中では男の子への下心でいっぱいです。
女の子として見られたい、男子に意識してほしい、
道コロ扱いしないで!というのが本音なのです。
ところが、美人にはトラウマがあって、
2年前にクラスの男子からひどいいじめを受けていたのです
その男子とは今だに学校ですれ違い、
血が沸騰するような嫌な思いをしています。
美人はこの男子、梅田のことが当時好きだったようなのですが、
それをネタにいじめられてきたんですよ。
最低ですね、梅田。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
圏外プリンセス のネタバレと感想
学校で再び梅田にネチネチとからまれているとき、
まるで王子様のように梅田を止めてくれた男の子がいました。
ルックスも素敵な同じクラスの国松くん。
国松くんは、「そんなガキくせーことやめろよ」と静かに言うと、
美人が落としたプリントを拾い集めて渡してくれました。
かっこいいんですよ、国松くん。
梅田なんかよりず~っと。
ところが男子の免疫がない美人は「ありがとう」の一言すら言えません。
だけど当たり前のように美人は恋に落ちていったのです。
事の次第を乙女ゲーの星夜くんに相談する美人。
妄想が過ぎたのか、
星夜くんは3次元の鬼畜キャラになり美人に毒舌なアドバイスをくれます。
星夜のアドバイスに奮起した美人は、
国松くんとお近づきになろうと努力を重ねます。
文化祭でのクラスリーダーに立候補した国松くんを追って
自分も立候補しようとしますが、
今までの経験から積極的に手をあげることができない美人。
結局、国松くんを狙っている、
クラスの派手目女子が国松くんと一緒のリーダーになってしまいます。
しかしこの女子、
ただ国松くんをねらっているだけでリーダーの仕事は全くせず、
自分の仕事を美人に押し付けて楽をするちゃっかり女だったのです。
しかし、様々な雑用を美人に押し付けていることを見抜いていた国松くんは、
みんなの前でちゃっかり女を牽制、美人をリーダーに指名してくれました。
国松くん、いい人だぁ~。
喜んだり落ち込んだり、
はしゃいだり傷ついたり振り幅の大きい美人の心ですが、
とても丁寧に描いてあって美人と自分の心がシンクロしやすいです。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
圏外プリンセス まとめ
美人も、ちょっとちゃっかりしているところあるけれど、
感受性豊かなかわいい女の子なんですよ。
しかもまだ中学生。これからまだまだ綺麗になれますよ。
国松くんとうまくいくといいですね。
「圏外プリンセス」は7巻まで出ています。
恋に頑張る女の子が、恋をしたり恋に傷ついたりしたながら少しずつ成長していく、
可愛くて大爆笑しちゃう楽しい作品でした。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら