尚月池先生の
「艶漢」を読みました。
男らしいという表現がぴったりな正義感の強い警察官、山田光路郎。
一方、女性的な艶っぽい魅力のある傘商人、吉原詩郎。
そんな二人が、ある事件をきっかけに出会った。
特別な能力を隠し持つ二人の周りで、次々に起こる凄惨な事件。
艶やかで男らしい二人が、人間とは思えない惨たらしいことをする犯人と対決していく。
「艶漢」で検索して下さいね。
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艶漢 のあらすじ
物語は、花嫁が結婚する前に通るという花嫁橋に、
血まみれの花嫁が現れるシーンから始まります。
だらしないことが許せない警察官、山田光路郎は、妹とともに、
残酷な殺され方をした遺体の犯人捜査のため、妖しげな商人街を訪れます。
光路郎、短髪で昔の兵隊さんを連想するような高潔なカッコよさがあります。
その商人街で、一軒の傘屋の扉を開けたとき、出迎えたのは、半裸状態の青年
吉原詩郎と、近所の女性でした。
体のはっきりした特徴部分を描いてなければ、女性と見間違うような、
色っぽく、どこか悩まし気な男の子です。
下着さえ自分でつけることができない、
男としてだらしない詩郎が、ほっておけない光路郎。
詩郎は、事件の犯人については知りませんでしたが、
翌日から、光路郎は詩郎の世話に足しげく通うことに。
その姿は、まるで男性同士の艶っぽいシーンに見えますが、
本人同士はいたってノーマル。
まっすぐ自分に世話をやく光路郎に興味を抱く詩郎。
そんな中、詩郎は、近所の女性が実は赤子を殺して
お金を稼いでいると知ったことを、女性に知られてしまいます。
そして、女性と繋がっていた、
残虐な殺しを働く一味の頭に殺されそうに!
花嫁橋の血まみれの花嫁は、この女性が赤子を殺した姿だったのですね。
そこへ、光路郎がやってきて、すごい数の一味相手に一人で立ち回ります。
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艶漢 のネタバレと感想
それを見ていた詩郎。
光路郎を助けるため、
驚く速さで相手を切り裂いていきます。
実は、光路郎はナイフが付いたヌンチャクのような武器の使い手だったのです。
戦う姿も、とても艶やかで、セクシーな詩郎にドキッとします。
光路郎は詩郎の正体を知っても、
詩郎は自分の命の恩人だと、無邪気に笑います。
そんな詩郎に光路郎は、さらに興味を持ちます。
そして、次に、ある名家の女性が好きになる男性が
次々に殺される事件、さらに、
人食い犬による殺人事件が起こります。
人食い犬による事件では、詩郎の昔の兄貴分が出てきます。
詩郎のさらに上を行く速さで攻撃する兄貴分に、
光路郎はひどい怪我を負います。
しかし、驚異の回復力を見せる光路郎。
光路郎は並外れた身体回復力を持っているようです。
兄貴分は、詩郎が光路郎と出会ったことで
表情が変化したことに気が付き、光路郎に興味を持った様子。
そのことで、詩郎は光路郎から離れようとします。
しかし、それに気づいた光路郎は?!
次なる事件は?!
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艶漢 まとめ
凄惨な殺人と、美しい男性二人の描写が、とても美しい作品です。
詩郎と光路郎の、いやらしいエロさぎりぎりの、
妖艶な美しさに、引き込まれていきます。
一方で、本格的なサスペンスの要素もあり、独特な輝きを放っています。
この二人にどんな未来が待っているのか、見届けたいです。
「艶漢」は10巻まで出ています。
この作品は、艶やかな男性の美しさと、
本格的なサスペンスのドキドキが味わえる作品です!
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