田中メカ先生の
『7月の魔法使い』を読みました。
体育科と進学科に分かれている高校を舞台に繰り広げられる、
男女の恋愛模様を描いたオムニバス形式の作品です。
「7月の魔法使い」で検索して下さいね。
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7月の魔法使い のあらすじ
龍ノ爪高校体育科1年の寺田健康(たかやす)が
赤点答案4枚を手に、学校の屋上で現実逃避中のところ、
何かが彼の手に飛んできます。
それはなんと大量の女性物のスケスケパンツでした。
持ち主は同じ高校に通う進学科1年の日向花織。
彼女は学内のアイドルで
進学科2年の石持蓮のファンクラブ会員であり、
会員特典の「レン様とのデート権」を2週間後に控えていました。
その準備として、なぜかスケスケパンツを集め出す、
ピントのずれた女子です。
女の子としてのスキルアップをはかりたい花織(試験順位学年3位)と、
4教科の追試をクリアしたい健康の利害が一致し、
期日までの協力関係を結びます。
お姫様に魔法をかける
「シンデレラの魔法使い」の役割だったはずの健康ですが、
日に日に可愛くなっていく花織を女の子として意識し始めてしまい!?
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7月の魔法使い のネタバレと感想
龍ノ爪高校の体育科と進学科はとても仲が悪いです。
屋上に出れば繋がっているのですが、
管理棟を挟んで校舎は別々の造りになっています。
健康と花織、もしこの2人が屋上に出てなければ、
この物語は始まりません。
健康は体育科の割には汗臭さを感じない爽やかBOYなので、
ちょっと設定に無理がある気がしますが、
そこは少女漫画ですので割り切りましょう。
4人の姉を持つ健康は、
女の子を可愛くするメイクや髪のアレンジができる
高スペック男子です。
偶然出会った彼を
女の子スキルアップ講師に選んだ花織の人選は
素晴らしいの一言。
そんな花織も憧れの気持ちが入ってしまうと
目が曇るのでしょうか。
彼女がファンクラブにまで入っていた石持蓮、
容姿端麗ですが、実はファンクラブ特典でデートした女子を食ってポイする
女ったらしの最低男だったことが後半明らかになります。
花織の進学科の友達が
レン様嫌いだったのもうなずけます。
一応このファンクラブ会員は
300人以上いると言われていますが、信じられませんね。
ちなみに健康は石持蓮のことを花織から聞いた時
「ウチのガッコウって、こんなのいるんだ」と言っていたことから、
体育科ではあまり知られていない存在のようです。
とにもかくにも、
彼とのデートを成功させるため、ヘアメイクからファッション、
ネイルを花織に叩き込み、デートプランのアドバイスまでする健康。
子どもの頃に憧れていた「シンデレラに出てくる魔法使い」
になれたと舞い上がっていた健康でしたが、
花織がデートする前日、
デートスポットのムードに流されてうっかり告白しかけ、
自分の本当の気持ちに気付いてしまいました。
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7月の魔法使い まとめ
それでも王子様のもとへ
お姫様を送り出すのが魔法使いの役目、
と自分に言い聞かせた健康が切ないです。
『7月の魔法使い』はプチララstory03まで出ています。
『7月の魔法使い』はシンデレラ女子と
魔法使い男子のスクールラブなお話でした。
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