安理由香先生の
「居候お断り。」を読みました。
食堂の看板娘が、突然やってきた兄の知り合いの居候に
翻弄されながらも、恋をし成長していく物語です。
「居候お断り。」で検索して下さいね。
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居候お断り。 のあらすじ
入江町香は高校生。
母と兄が切り盛りしている入江食堂の看板娘です。
家はそれほど裕福ではありません。
女と蒸発した父親が残した借金もあるうえ、
兄はあまり経営に向いていないのか、
すぐにお客さんにサービスしてしまうからです。
花の女子高生なのに家の手伝いばかりで手はにんにく臭く、
ネイルをすることも出来ません。
そんなある日、兄が高校の同級生を
下宿させるといって家に連れてきます。
同級生の名前は椎名隆、
眼鏡をかけていてぼんやりしている冴えない男です。
しかも仕事をしておらずニートだというのです。
つまり仕事が見つかるまでは
入江家が養わなくてはならないのです。
母も兄もとにかく人がいいのですよ。
町香はそんなふたりにイライラがたまり爆発してしまいます。
ただでさえ借金もあるのに、
人を養う余裕なんてないはずだ！と。
更に町香がお風呂場で椎名に全裸を見られるというハプニングもあり、
椎名が出ていくまでは家の手伝いはしない！と宣言してしまいます。
町香の気持ちわかりますよ…。
のほほんとしている母と兄の中で、
それでもバイト代ももらわず家の手伝いしてきたのに、
よくわからない冴えない男を養うとなったら、そりゃ怒ります。
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居候お断り。 のネタバレと感想
入江食堂は町香の父親が作った店でした。
その父親は若い女と蒸発しており、
それが町香をさらに苛立たせているのです。
母親の手のあかぎれを見るたびに、心が痛む町香。
店のことで兄とケンカになり頬を叩かれます。
一人、泣いている町香を
椎名はそっとなぐさめるのでした。
いっその事、食堂なんかつぶして
バカ親父を見返してやればいいのに、
そうつぶやく町香に椎名は言うのです。
おばさんはとても幸せそうに見えるよ。
常連客に囲まれ息子と料理を作り
みんなから慕われる看板娘がいて、
食堂を続けることがおばさんにとっての幸せなんじゃないかな…。
椎名、いいこと言う。
町香の心にも響いたみたいで
母と兄に対する見方が少し変わったみたいです。
もちろん椎名に対しても。
そんな町香にも、言い寄るクラスメイトの男がいます。
ちょっとお馬鹿だけどお金持ちのヒロト。
ヒロトとデートなどもしてみますが、
町香は違和感がぬぐえません。
もう町香は椎名の事が好きになってきてるんですよね。
だからヒロトとデートしても
椎名の顔ばっかり浮かんでしまうのです。
結局ヒロトとのデートの途中で家に帰ってしまう町香。
見ようと思っていた映画は椎名を誘ったのでした。
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居候お断り。 まとめ
このあとも２人で田舎へ滞在したり、
椎名の元カノが出てきたりして、
ベタな展開ながらもふたりの仲を温めるエピソードが出てきます。
しっかりものの町香が椎名になら
少しわがままを言ったりするところが、とても可愛いです。
「居候お断り。」は床3巻で完結しています。
年上ニートと女子高生の、キュートなラブストーリーでした。
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