ほおのきソラ先生の
『ワンニン!』を読みました。
主を密かに守り続ける妖忍の女の子が、
掟やぶりの恋に落ちていく物語です。
「ワンニン!」で検索して下さいね。
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ワンニン! のあらすじ
犬でありながら、人間の姿にもなれる居幣流妖忍。
隠れ里で長年修行を積んだ妖忍の男女2人、
守るべき主の待つエドへ向かう途中に出会ったのほ
ほんとした天然侍が、実は自分たちの主でした。
主・一橋光慶から「ハンゾウ」「ハヅキ」と
名付けられた2人は、密かに主を守ります。
普段は犬型、いざとなれば人間型の忍者となり、
主を妖怪や怨霊から守るのが役目です。
人間型のときに主・光慶と邂逅しているハヅキは、
次第に彼に特別な感情を抱き始めていました。
「人に真の姿を悟られれば、隠れ里に戻り、隠居すべし」
この掟をハヅキは守り通す事ができるのでしょうか?
最初に見た時、なんだこのダサいタイトルは!?
とビックリしましたが、妙に印象に残るのは確かです。
舞台は架空のエド時代。
犬が忍者となって密かに主を守るという
独創的な設定となっております。
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ワンニン! のネタバレと感想
主人公のハヅキは相棒のハンゾウと共に、
エドにいる主・一橋光慶(ひとつばしみつよし)を守るため、
隠れ里の駒ヶ根村から旅立ちます。
途中の山中で、ハンゾウとはぐれたハヅキは、
人間の子どもが妖怪に喰われそうになっている現場に遭遇します。
そこへ相手が妖怪と気付かず
助太刀をしてきたのは、のほほんとした天然侍でした。
忍術によって妖怪を退散させたハヅキを「天女」と賞賛した侍。
実は彼が、ハヅキとハンゾウの主だと後に判明します。
ハヅキの言動からハンゾウは
「(主に対して)必要以上の感情を抱くのはむしろ危険」
だと忠告します。
そんなことはないと否定するハヅキでしたが、
除々に主に対し恋心を抱いてゆくのです。
主・光慶の屋敷には主の気質のせいか、
妖怪や怨霊が集まりやすく、
ハヅキとハンゾウは密かに戦っています。
本や人形たちについたツクモガミは絵柄のおかげもあって
可愛らしいですが、心を読む覚(さとり)などは、
なかなか厄介です。
そして、どうやら主の光慶は、
ハヅキ達の正体に気付いているのに
気付かない振りをしているようです。
それは遥か昔に結ばれた主の家と
居幣流との契約のせいなのでしょうか?
エド城吹上に務める妖忍であり、
新人妖忍の教育係兼監視役キサラギによるとその契約とは
「仕えた主は命がけでまもるべし/人間界の流れに干渉するべからず/人に真の姿悟られれば駒ヶ根村に戻り隠居すべし」というものです。
この掟を知ってから、ハヅキは隠しきれぬ恋心を抱え、
主の光慶に正体がバレているのではないかと怯えながら、
主のそばで暮らしています。
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ワンニン! まとめ
光慶も人間型のハヅキに惹かれていて、
君ら両想いじゃん!と思わず突っ込みたくなりますが、
正体バレたら里に帰される掟があるので、通じ合えないという・・・
もどかしいことこの上ありません。
この先2人の関係はどうなっていくのかハラハラし通しです。
『ワンニン!』は5巻で完結しています。
『ワンニン!』は人間と妖の異種間恋愛物語です。
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