タモア先生の
「たいようのいえ」を読みました。
子供の頃むかいの中村家に入りびたっていた真魚。
両親の離婚でその地を離れ父と暮らしていたけれど、
父の再婚を機にワケあって
その中村家を守る基の家に住まわせてもらうことに!?
少し年の離れた幼なじみへの恋心の行方は…?!
「たいようのいえ」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
たいようのいえ のあらすじ
本宮真魚(17)は幼い頃
あまり両親が家にいることがない家庭でした。
お父さんとお母さんは真魚のために働いてる…
そう言われて我慢しているような子…。
そんなこともありおむかいの中村家に
入りびたっていました。
中村家のご両親は真魚によくしてくれ、
長男の基・そして大樹と陽菜と
家族のように過ごしていた真魚。
しかし真魚の両親が離婚して母親は再婚することになり、
どちらか選べと言われます。
どっちにしても今の家は出て行くことになる真魚。
そのことを聞いた基は
「選べなかったら俺ん家来れば?」と言ってくれるのです。
その言葉が本当はすごく嬉しかった真魚。
「ありがとう」を飲みこんじゃって
うつむいてしまうくらい…。
結局真魚は未知の生物を連れた母よりも
あまり話したことのない父を選びます。
そして2駅先に引っ越したけれど、
むしろ前より中村家に行くようになります。
真魚にとって中村家は…魔法のような家だったんですね。
しかし…。
中村家の両親が突然の事故で亡くなり、
基だけが家に残る…家を守ると言い張り、
下の2人の大樹と陽菜は親戚の家に引き取られ
離れ離れになってしまいます…。
なんとも切ない出来事ですね…。
そして真魚17歳の春。
密かに自伝を交えたケータイ小説を
ネットにアップするのがささやかな楽しみの真魚。
その頃父親が再婚することが決まります。
それまでも父と会話は少なかったけれど
2人でいる時間が好きだった真魚。
しかし再婚後の新しい母親や連れ子になじめず
家に自分の居場所がなくなっていき…。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
たいようのいえ のネタバレと感想
中村基(23)は新人プログラマーになっていました。
仕事中の癒しが同僚の杉本さんの笑顔と
こっそり読む携帯小説という彼。
弟妹と再び一緒に暮らすため1人で家を守っているのですが…。
子供の頃…、
前に住んでいたマンションは
父の仕事場が遠くあんまり帰ってこられないことがありました。
「皆でここを引っ越したい」…、
それが今までに言った唯一のわがままでした。
両親は無理をして父の会社の近くに大きな家を建てます。
それがこの家。
本当はすごくさびしかったから…うれしくて、
にぎやかな家になるように
基が頼んで皆で約束をしたこの家。
また皆でここで笑い合いたいから、
だから両親が死んで皆バラバラになっても、
無理を言って働きながら学校に行くことになっても、
ここを手放すわけにはいかなかった基なのです。
真魚と知り合ったのはそこに引っ越してすぐのこと。
「泣くのを我慢している子」
それが第一印象でした。
基が一人でその家に暮らすようになってからも、
真魚はなんでだか気になって時々会いに来ていました。
基から見れば…真魚は弱ってる時に近所に現れるから
わかりやすいのが救い…と思っていましたが。
そんな二人がなりゆき上
基の家で一緒に暮らすことになります。
中二男子のような女子と
お母さんのような男子と。。。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
たいようのいえ まとめ
ただいまとかおかえりとかやっぱいいな…とか、
門限があることが嬉しいとか、
しんみりほっこりさせてくれる
優しい雰囲気があふれたお話だと思いました。
「たいようのいえ」は13巻で完結しています。
「たいようのいえ」は誰かと一緒に暮らすということの
幸せを感じられるような作品でした!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら