トビナトウヤ先生の
「少女マンガなんか大嫌い」を読みました。
あることがきっかけで少女マンガ嫌いになったヒロインに、
「嫌いなはずの男子と少女マンガのような恋をする」
という呪いがかけられてしまうというラブコメディです。
ときめき要素あり、笑い要素ありのラブコメディの王道といった感じの作品で、
物語もあっさりしていてよかったです。
「少女マンガなんか大嫌い」で検索して下さいね。
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少女マンガなんか大嫌い のあらすじ
赤石モモコ(あかしももこ)は
「少女マンガなんか大嫌い」と公言する高校一年生。
かつては少女マンガが大好きで、
特に「揺れながら乙女」通称「揺れ乙」という作品の
大ファンだったモモコ。
ですが中学三年生のとき、
当時好きだった相手にそのマンガの
告白シーンのセリフを引用して告白したところ、
「少女マンガのセリフで告白とか最低だろ」と盛大に振られてしまい、
それ以降少女マンガ嫌いになったのです。
少女マンガ嫌いとなったきっかけまでもまさしく
「少女マンガ」という感じで、設定が徹底していていいですね。
ある日の朝、モモコは登校中に同じ学校の男子生徒、
青砥アイジ(あおとあいじ)が告白されている場面を目撃します。
相手の女の子が一生懸命告白しているのを遮って
「ごめん無理」と切り捨ててしまうアイジ。
そんなアイジに対し、モモコはどうして
最後まで聞いてあげないのかと詰め寄りますが、
一方のアイジは告白に対する答えは決まっているのだから
早くわからせたほうが親切だという主張。
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少女マンガなんか大嫌い のネタバレと感想
モモコにとってアイジとの出会いは最悪なものとなり、
イライラした気持ちにさせられてしまったのでした。
その後、少女マンガ好きの友人がある作品をしきりに
勧めてくることにイラっとしてしまったモモコは
「そんなの全部都合のいい妄想」
「好き同士になるってマンガみたいに簡単じゃない」と
つい声を荒げてしまいます。
そんなモモコに対しその友人は、
「少女マンガの法則が降りかかる呪い」をかけると言い出したのです。
「はじめにに話しかけてきた男が恋に落ちる相手」といわれたところ、
なんとモモコに話しかけてきたのは朝の男・青砥アイジ。
「呪い」なんてあるわけないと思いつつも、
それ以来なぜか少女マンガのようなシチュエーションで
アイジと出くわすことが多くなって・・・。
少女マンガ嫌いなのに少女マンガのような
シチュエーションにはドキドキしてしまったり、
ヒロインの言動のちぐはぐさがむしろ良かったです。
正直に言うと、モモコとアイジの出会いのシーンは
一方的にアイジが責められているという印象があって、
あまりモモコに対して好感は持てなかったのですが、
モモコが「少女マンガの法則」のせいで否が応にも
ドキドキさせられているところや
素直になれない不器用なところを見ているうちに
なんだかかわいらしく思えてきましたね。
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少女マンガなんか大嫌い まとめ
あくまでモモコ視点でのお話で、
アイジがいつも飄々としてみえるところも
少女マンガらしくてよかったです。
ヒロインの過去のトラウマなどシリアスさが
全くないというわけではないのですが、
あまり気負わずに気軽に読める作品で後味もすっきりでした。
この作品は全6巻で、完結しています。
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