森野萌先生の
「おはよう、いばら姫」を読みました。
この漫画は、「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家でワケあって
家政夫のアルバイトをしている高校生、美郷哲がある日、
多重人格を持つ謎の少女、空澤志津に出会った時を境に
少しずつ心が惹かれていってしまう様を描いた漫画です。
「おはよう、いばら姫」で検索して下さいね。
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おはよう、いばら姫 のあらすじ
この漫画の主人公である美郷哲は、
「丘の上のお化け屋敷」と呼ばれている豪邸、
空澤家で家政夫のアルバイトをしている高校生です。
高校を出た後は進学ではなく就職したいと考えていた彼は、
父親から突き付けられた
「高校卒業まで諦めずにアルバイトを続ける」
という条件をクリアするために、
新聞配達のアルバイトも掛け持ちしながら
毎日忙しい高校生活を送っているのです。
そんな彼は、ある日空澤家で「空澤志津」と名乗る少女に出会います。
とある事情があり実の娘でありながら
空澤家本邸から離れた場所で暮らしている彼女は、
ほとんど外に出ることもなく、
一人ぼっちで毎日を過ごしていたのです。
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おはよう、いばら姫 のネタバレと感想
そんな志津がたまに浮かべる笑顔に
どんどん心が惹かれていってしまった哲は、
勢い余って「笑ってるアンタが好きです!」
と告白してしまうのですが、
そんな哲からの告白を受けた志津はやけに慌てふためいた表情で
「次会うときに答えを出す」と哲に返します。
だからこそ哲は若干浮かれながら、
ドキドキしながら、志津に会いに行くのですが、
家のベンチで寝そべっていた彼女は
今までと明らかに雰囲気が異なっており、
更に「あなた誰?」と冷たい目で言われてしまったことによって、
哲は今まで志津に抱いていた恋愛感情が全て消え失せ、
不信感ばかり積もらせることになるのです。
この漫画はそんな不思議な少女、
志津と哲のちょっとずつ変化していく関係性に
焦点を当てた漫画です。
志津はなんと多重人格を持っており、
哲が彼女に告白した時、志津の身体に入っていたのは、
男性の「ハルミチ」という人格だったという
ちょっと面白いオチもあるのですが、
志津自身はほとんど自分の意見を口にすることがないため、
掴み所のない女の子です。
そんな志津のことをずっと心配していたハルミチは、
一人でもいいから友達を作ってほしいという
願いを込めて哲に対して親密に接近していたことが分かります。
最初はそんな強制的に作られた友達関係なんて
維持したくないと考えていた哲でしたが、
志津と仲良くしなければアルバイトは続けられない、と悟った彼は、
ビジネスライクとして志津との奇妙な交友関係を
続けていくことを決意するのです。
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おはよう、いばら姫 まとめ
この漫画を読んでいてまず目に付くところは、
儚げな印象を抱かせる画風です。
内容もどこか切ない雰囲気を纏っているため、
絵柄と画風がマッチしていて、
思わず作品にのめり込んでしまう漫画だと思います。
「おはよう、いばら姫」は四巻まで出ています。
この漫画は、ファンタジー要素強めな作品が
好きな人におススメしたい漫画でした。
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