水城せとな先生の
「脳内ポイズンベリー」を読みました。
私が私として行動するとき、
必ず頭の中では机をかこんで感情たちが会議をやっている!?
大胆な設定で大ヒット、さらには映画化もされたラブコメディです。
「脳内ポイズンベリー」で検索して下さいね。
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脳内ポイズンベリー のあらすじ
櫻井いちこ29歳は一カ月前の飲み会で知り合った男の子、
早乙女くんを駅のホームで偶然見かけます。
声をかけようかどうしようか迷ういちこ。
その時彼女の脳内では会議が行われているのです。
声をかけたほうがいいと思う人に手を挙げたのは、
・石橋…かわいい系の男子(ポジティブ)
・ハトコ…ロリータ系のファッションの女子(瞬間の感情)
声をかけないほうがいいと思う人は
・吉田…仕切り担当のメガネ男子
・池田…社内のお局のようなルックスの女性(ネガティブ)
そしてどちらにも手を挙げなかったのは、
記録係のおじいさん岸さんでした。
声をかけるかどうかで、5人の意見は散々分かれます。
仕切りの吉田が親しくない男に声をかけるなんて
自分のキャラじゃない!といえば、
ネガティブの池田がこんな地味な女のことなんか
覚えてないって!と主張します。
ハトコはお箸の持ち方は綺麗だったよ、
と言いポジティブ石橋はせっかくの偶然じゃん!これは運命だよ!!
とキラキラした目で推してきます。
結局、会議の決定で早乙女くんに声をかけるいちこ。
何か行動するたびに脳内ではみんなが意見を言いまくるんですが、
いちこの頭の中のメンバーは多分他の人の頭の中のメンバーより我が強いんですよ。
だからいちこの行動もぶれるし、怪しげな感じになってしまう。
むしろいちこがちょっと気の毒です。
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脳内ポイズンベリー のネタバレと感想
早乙女に声をかけて一緒に電車に乗るも、
早乙女はいちこにはそれほど興味がない様子です。
それでも早乙女と近づきたい、
いちこのためにメンバーはあの手この手を使って
早乙女の気をひこうとします。
そして早乙女と一緒に牛丼屋さんに入ることになりましたが
あまり話が盛り上がらないので、
記録係の岸さんが部屋が汚かったという飲み会での会話記録を持ち出します。
部屋の片づけに行ってあげましょうか…
と言っていちこは早乙女の部屋に入ることに成功。
そして彼と大人の関係をもつことになるのですが、
そこまでいくのにメンバー同士の話し合いが濃厚なんですよ。
感情同士の話し合いなんでしょうがないんですが、ものすごい脳内会話量です。
いちこは次の朝早乙女の部屋をだまって出ていってしまいます。
連絡先も知らないのでそれきりだと思っていたのですが、
いちこの友達経由で早乙女から電話が入ります。
いちこは自分が早乙女と一夜をともにしてしまった事を
後悔はしていませんが、恥ずかしさが先にたってしまっていたのです。
早乙女はあの朝急にいなくなった彼女にたいして
「オレはやり捨てされたの…?」と不信感がある様子。
いちこは懸命に言い訳をしたいのですが、
サプライズに弱い吉田がテンパってしまい
「あの時のことは忘れてください!さよならっ!」
と電話を急にきってしまいます。
そして会議が混乱することを恐れ、
早乙女に関してはこれで終わりにする!と宣言してしまうのです。
と、こんな感じですすんでいく脳内会議と
いちこと早乙女の恋、いったいどうなるんでしょうかね。
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脳内ポイズンベリー まとめ
会議が混乱すればするほどいちこが突拍子もない人みたいになっちゃうんですよね。
早乙女と知り合った飲み会に来ていた
越智さんという冷静な眼鏡男子も出てきて、
いちこの恋愛模様は大忙しになりそうです。
そして会議は大混乱ですよ。
面白い設定と魅力的な脳内のメンツですね。
そのぶん、いちこがなんだか冴えない感じになってしまっていますが、
頑張ってほしいなぁ。
「脳内ポイズンベリー」は5巻まで出ています。
恋する女性が主役ではなく、
彼女の脳を司る感情たちが主役という異色のラブコメディでした。
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