山川あいじ先生の
「ナマケモノと春」を読みました。
可愛いと自覚するしているほど、男の子からモテるマヤ。
ある日、1人の男の子に視線をそらされる。
それから、彼のことが気になって・・・。
など、十代の恋愛オムニバス。
「ナマケモノと春」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
ナマケモノと春 のあらすじ
1人の男の子が私を避けた・・・。
それが妙に気になるマヤ。
彼女は自他共に認めるモテる女子。
使っている物がなくなったり、明らかにラブな視線を感じたり。
わたしがカワイイから仕方ないか・・・
と本人が言ってしまうほど、男の子に人気があります。
確かに、目がぱっちりして少し派手めだけど可愛いです。
そんな彼女だから、自分を避けた彼が珍しいのか、気になります。
そして、たまたま出くわした時、
彼の視線が自分の友達に向けられていると感じます。
それを友達に伝えるマヤ。
しかし、友達からは、
「マヤはいつも通り自分のコトだけ考えてればいいの」
と言われます。
マヤは、わたしがカワイイから・・・
と言うだけあって、少し自己中なところがあるようですね。
確かに、友達からのこの発言があっても、
マヤは友達と彼をくっつけようと、
2人に声をかけることからもわかります。
そんなマヤに怒る友達。
マヤは友達の怒る気持ちを一切理解できない様子。
そして、友達に、
「なんであんなヤツそんなに気にするの?」と言われてしまいます。
その理由がわかるようでわからないマヤ。
彼と会って、話しかけますが、彼は一言も返してくれません。
そのことで、ただ彼の声が聞きたい・・・
と思っている自分に気がつきます。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
ナマケモノと春 のネタバレと感想
彼の様子が気になっている時点で
恋が始っている気がしますが、
本人はまだ気がついていないようですね。
しかし、彼と偶然触れただけでドキッとしたり、
彼からどう思われているか気になります。
そんな自分が初めてで、困惑するマヤ。
また話しかけても返事をしない彼に、
とうとうマヤは自分の気持ちをぶつけます。
「あたしのことキライなの?」と聞くマヤ。
それに対して、
「全然キライじゃないから」「ホントキライじゃないから」
と照れながら答える彼。
「よかった」
と照れながら返すマヤ。
このマヤがとても可愛いです。
これ以外に、男としての自信を無くした主人公が、
友達の彼女と鉢合わせしたことで起こるちょっとした出来事の話など、
十代の抱える小さな、でも真剣な恋と悩みについての
オムニバスが掲載されています。
携帯画面が、ガラケーだったり、
ルーズソックスにミニスカートだったり、少し懐かしい世界観ですが、
十代のリアルな気持ちが描かれています。
まだ自覚していないうちに、もう始まっている恋・・・。
大人になると面倒だなとも感じてしまうような、
微妙な心の変化が、懐かしくもあり、じれったくもあり・・・。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
ナマケモノと春 まとめ
また、わたしがカワイイから・・・
と自分で言える十代ならではの強さも、
リアルで面白かったです。
「ナマケモノと春」は1巻で完結しています。
この作品は、十代のリアルな日常と恋愛が描かれている作品です!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら