森野萌先生の
マイ・フェア・ネイバーを読みました。
サラリーマン男性ユキの
隣の部屋に住む高校生モモは、
いつもまとわりついてきます。
部屋に忍び込んで
朝ごはんを作ったりも日常茶飯事。
モモは、昔隣の部屋に住んでいてあることをきっかけに
引っ越して行った子なのですが、
そんな彼女が高校に通うために単身で戻ってきました。
慕ってくれるのはかわいいけれど、
限度を超えていて、困惑するユキ。
モモには、注意はするものの
やさしさも見せるという態度で接します。
恋愛感情なのか、別の理由なのか。
ユキは、いつしかモモのことばかりを考えるようになっていました。
２人の関係は、どう変化していくのでしょうか。
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マイ・フェア・ネイバーのあらすじ
ユキはモモがまとわりつく原因を考えて探ってみますが、
どうも恋愛感情ではなさそう。
ならば思い当たる理由は一つしかない。
モモに「独りよがりで迷惑だ」と突き放しました。
その理由とは…。
１０年前、高校生ユキは荒れていて、
よくマンションのベランダに出ていました。
小学生のモモも、親がスパルタ教育のため、
よくベランダに閉め出されていました。
自然と２人は話す関係になっていきましたが、
モモの母はユキを嫌っていました。
ある日、モモがベランダから転落しそうになり、
ユキはとっさに手を伸ばしたところ、
一緒に落ちてモモの命の恩人となりました。
その後、モモは引っ越していきました。
モモは、その罪滅ぼしで俺の面倒を見ようと思っているんだろう、
とユキは考えます。
でも俺はこの１０年間一人で生きて立派な大人になれた、
モモには普通に接してほしい、と。
ユキがベランダで考えこんでいるのを目撃したモモは、
「ダメ！」と叫んで隣のベランダからユキの胸に飛び込んできます。
モモはユキが自殺しようとしてると勘違いしたのです。
自殺するなんて普通は思いませんよね。
何なんだろう。
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マイ・フェア・ネイバーのネタバレと感想
二人は話し合います。
モモがなんでユキが自殺するなんて思ったか。
進路に悩んでいる時、モモの母に、
ユキは父が高卒で職が見つからなくて母が出て行ったこと、
いつもユキが父と喧嘩していたこと、を聞いたのです。
モモは、ユキがいつもベランダにいて下を見ていたのは、
飛び降りたかったからじゃないか、
今でもそうかもしれない。
ユキが今でもそんな風に生きてるなら嫌だ。
と考えて、戻っててきたのでした。
高校生１年生、純粋な優しい子ですね！
ユキも、当時のことを語ります。
実際、当時はそう考えていたし、
ベランダは逃げ場所だった。
でもそれももう過去ことだし、
そうなれたのはモモのおかげでもあることを。
実は、モモとユキがベランダから落ちた日は、
ユキの父親がいなくなった日でもあり、
本気で飛び降りるつもりでいたのです。
モモを助けたことで２階から落ちたけど、
死ななかったし、モモが「死なないで！」と
必死に泣いてくれたことが素直に嬉しかったのです。
だから、この小さい女の子だけでも
自分の命を惜しんでくれるならばもう一度頑張ろう、
立派な大人になろう、
と心に決めて今まで精一杯生きてきたのでした。
モモにはまだ一人前に見えないということか。
と少し残念なユキ。そんなユキに、
モモは普通にユキちゃんと一緒にいたい、
とお弁当を作ってきます。
モモのことはこれから安心させていこう、
誰からみても頼れる一人前になってもうモモを泣かせない。
と心に決めるのです。
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マイ・フェア・ネイバー まとめ
泣けますね。
命の恩人はユキだと思われているけど、
実は本当の意味で救われたのはユキの方だったということですね。
話したことで２人の距離が縮まった感じがあり、
今後の展開が楽しみな漫画です。
マイフェアネイバーは、全５巻まで発売されています！
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