リカチ先生の
「明治緋色綺譚」を読みました。
時代は明治中期。
鈴は、遊郭でいたところを、商人の津軽に身請けされて、
津軽のもとで暮らしています。
鈴の最大の関心ごとは、津軽が自分を身請けしてくれた理由。
津軽が呉服屋の傍ら営む探し物やの手伝いをしながら、
鈴はその答えを探していく。
一目惚れのような大きな力で惹かれあう二人の物語です。
「明治緋色綺譚」で検索して下さいね。
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明治緋色綺譚 のあらすじ
明治中期、元華族の鈴は、遊郭に売られていたが、
呉服屋の息子津軽に拾われ、身請けしてもらう。
「君は頭がいいから」
と言って、仕事を手伝ってもらうという津軽を、
自分を引き取った理由が、何か他にあるのではないか、
と疑っています。
呉服屋の傍ら、さがしもの屋をしている津軽。
鈴は、その手伝いをしています。
今回依頼を持ってきたのは、津軽の親友慎一郎。
亡くなった妻の手紙を探してほしいという、教授からの依頼だった。
てきぱき探していく鈴。
鈴は確かに賢い女の子です。
この仕事を手伝わせるために身請けしたと考えられなくはないほど、
有能な部下といった印象です。
無事見つけて、ねじれた愛情をといた津軽と鈴。
そして、慎一郎は、鈴にうっかり口を滑らせて一つ情報を落として帰っていきます。
それは、津軽は、鈴を身請けするために親から借金をする代わりに、
呉服屋を継いだということ。
それを聞いて嬉しそうな鈴。
どうやら、津軽は鈴に対してかなり思い入れがあるようです。
次の探しも物は、赤毛の男の父親。
来日中の海外の曲馬団に父親がいるという曲芸師の弟子の男の子。
ひょんなことから、男の子と知り合った、鈴と津軽。
男の子の話から、父親が、男の子の師匠であることを突き止めます。
津軽の推理力はなかなかのものです。
ある日、津軽は実家に探し物をしに帰ります。
そこで、津軽の弟と遭遇した鈴。
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明治緋色綺譚 のネタバレと感想
弟は、鈴に、なぜ鈴が身請けされたか知りたいのなら、
自分の大切な筆を部屋から探し当てるように言います。
幼い鈴の能力を試そうとしているのですね。
鋭い推理力から、筆をみつける鈴。
そして、弟からある過去を聞きます。
津軽は幼い頃、河内以外に、仲良くしていた女の子がいて、
その女の子は売られてしまいます。
そして、売られた先で亡くなったというのです。
その話から、その女の子を救えなかった代わりに
自分を助けたんだと思う鈴。
その事実に、胸がモヤモヤします。
そんな中、津軽を、昔近所に住んでいたという姉妹の妹、
律子が訪ねてきます。
何かの縁なので、失くした指輪を探してほしいという律子。
親し気な律子と津軽の様子に不機嫌な鈴。
そんな鈴の機嫌の悪さも気にならない津軽に、
河内は、鈴をどう思っているか聞きます。
津軽の答えは?!
鈴を見たとき、その強く前を見る目に魅了されたと・・・。
誰かに鈴を重ねたのではなく、鈴自身に魅力を感じたのですね。
まるで、一目惚れだったと言わんばかりの答えに、キュンとします。
はやく鈴に教えてあげたいところですが、
鈴は律子に呼び出され、律子の屋敷に。
実は律子は、律子ではなく、律子の姉だったのです。
そして、睡眠薬で眠らされてしまう鈴。
鈴に危険が迫って?!
どうなるのでしょうか?!
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明治緋色綺譚 まとめ
「明治紺色綺譚」は13巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、明治時代特有の和洋の世界観が美しく、
歳の差のある二人の恋になるかならないかの関係にドキドキする作品です!
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