築島治先生の
「好き・嫌い・好き」を読みました。
高校時代の揺れ動く恋心を三角関係で紡ぎだす、
築島先生の秀作です。
「好き・嫌い・好き」で検索して下さいね。
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好き・嫌い・好き のあらすじ
その秀でたルックスで、
入学当時からもてまくっている男、斉藤。
その彼に全く興味がない井上梓は、
ある日親友の珠美と歩いているところを、
斉藤に声をかけられます。
珠美に向かって発せられたその言葉とは、
「あんた目障り、見たくもないもの見せんな」
というものでした。
珠美の地味なルックスを揶揄されたと思った梓は、
思わず斉藤の顔を拳で殴りつけます。
ところが、それは誤解で、
珠美のスカートのファスナーが
開いているのに気づいた斉藤が、
遠回しに注意しただけだったのでした。
斉藤のやり方に、
嫌悪感を感じながらも素直に謝る梓。
その日以来なぜか斉藤が
かまってくるようになりました。
嫌いではあるものの、
斉藤の内面を垣間見るうちに、
斉藤への認識を改めるようになっていく梓。
梓は斉藤に、
「なんであたしにかまうの？」と問いますが、
斉藤は、そんなのなにか理由がいるの？
と笑うばかり。
だけどその瞬間梓の胸は、
確かにときめきを感じていたのでした。
梓のショートボブかわいいですね。
すごくキャラ設定に合っています。
地味キャラの珠美もめがねを外したら、
実は美少女って感じがしますが。
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好き・嫌い・好き のネタバレと感想
梓には松本ヒカルという男友達がいます。
ヒカルは真面目で誰にでも優しく、
斉藤とはまったく逆の存在です。
梓をそばで見守るヒカルは、
梓のことが好きなようですね。
斉藤に惹かれはじめている梓の心も、
ちゃんとわかっている様子。
文化祭の実行委員をまかされた梓は、
その準備をほぼ一人でやり遂げます。
手伝わないながらも準備中ずっとそばにいて、
梓にかまう斉藤。
後夜祭のダンスをふたりで抜けだし、
斉藤は梓に自分への告白するように仕向けます。
思わず「好き」と言ってしまう梓。
はぁ～。
言っちゃいましたね。
どうも斉藤の手の上で転がされてるようで、
ちょっとくやしい気もしますがここからですね。
好きだと言葉にした梓と、
ちょっと気にはなるけど、
まだ好きまではいっていない斉藤の気持ち。
それを見守るヒカル。
三者三様ですが、文化祭の打ち上げでヒカルが行動に出ます。
「まだ言わないつもりだったけど、井上が好きだ」
と梓に告白するのです。
今まで友達としてしかみていなかったヒカルに告白され、
梓は悩みますが結局は断ります。
でもヒカルはにっこりしながら、
あきらめるつもりないから、
と宣戦布告をするのです。
その後も斉藤に翻弄される梓ですが、
斉藤には何か心に暗い影のようなものがあるようで、
そこに近づこうとすると拒絶されてしまいます。
ヒカルも次の手を考えているみたいだし。
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好き・嫌い・好き まとめ
ヒカルのちょっと黒いところが出てきて、
これからが楽しみですね。
ここで1巻は終わりますが、続きがすごく気になります。
「好き・嫌い・好き」は3巻で完結しています。
好きと嫌いを行ったり来たりする、
青春時代の甘酸っぱい恋を味わえる作品です。
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