なるしまゆり先生の
「ライトノベル」を読みました。
ライトノベル作家の左々暗は、自宅マンションで彼のファンだという
小学生・ミカトと出会います。
現在執筆中の小説の中で彼と同じ名前の登場人物を
殺していたため気まずく感じる左々暗…。
その後謎のメールが届き、
小説を再現するように殺人事件が起きます。
それに否応なく巻き込まれていき…!?
「ライトノベル」で検索して下さいね。
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ライトノベル のあらすじ
左々暗龍(本名/佐倉龍)はライトノベル作家の大学生。
18歳でR小説大賞準入選、
翌年M大学文学部入学後デビューをはたします。
序盤から怒涛の展開を見せる作風で、
人気シリーズ「ガゼル」の作者です。
締め切りは守る主義の左々暗。
創作は孤独な作業…、
いろんなタイプの作家がいると思いますが
左々暗は気持ち悪い方かもしれません…。
プロットまでは無言でできるのですが
そこから先はパソコンの画面に向かい
一人で凄まじく言葉を発しながら書き上げていくので、
そんなところはとてもじゃないけれど
人には見せられなかったりするのです。
その日も締め切りを控え追い込みの中、
一段落した左々暗はコンビニにでも行くかと外に出ます。
そのとき自宅マンション内で自分の読者だという
小学生ぐらいの男の子に声を掛けられます。
その子の名前は「ミカト」。
左々暗が現在執筆中の「ガゼル」の登場人物と同じ名前です。
只今書き上げた新作の中でミカトを殺していた左々暗は、
その少年を前に気まずい気持ちを抱きます。
…登場人物が作中で死ぬこともあるので
実在の読者とかぶらないようにとも思うのですが、
気にしていたら何も書けないですよね。
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ライトノベル のネタバレと感想
それにしてもそのミカトという少年は
少々不可解なところがあるのです…。
出会った時ずっと声が聞こえてきてたと言ったミカト。
このマンションはけっこう防音がしっかりしているので
窓を開けっぱなしにしてた?!と思いきやそうではなく…。
???どこから聞こえてたの…?
原稿を書き上げ担当に昨日の出来事を話す左々暗、
担当は同じ名前の子を作中で殺してしまったことよりも
ファンの子に住所を知られたことに
もっと危機感を持つべきだと言って…。
読者は作家の都合なんて考えない、
作家もひとりひとりの都合なんて考えない、
つながるのは作品だけ。。。
あの子もわかってくれるといいなと思う左々暗ですが…。
その後知らないアドレスから添付ファイル付きのメール届き、
またミカト少年に声を掛けられる左々暗。
ミカトにも変なメールが届き
ファイルをクリックしちゃったと言います。
ミカトが出てきた画像だと見せたのは
人が監禁されているような写真で、
その人はガゼルに出てくる人物によく似ており、
コスプレをしているようでもあり…?!
ミカトはメールもアドレスもその男の人も知らないけれど、
でも送ってきた人は自分のの名前を知っていると話します。
そして左々暗のファンの人のブログサイトがあり
HN「イオナ」という人物がいることを教えてくれます。
イオナはガゼルに出てくる登場人物で、
その人はそのイオナのレイヤーのようです。
ミカトはその人と知り合いではないけれど
その人にもこのメール来たみたいだとも教えてくれます。
ほどなくしてそのレイヤーをしていた
専門学校生の女の子・吉村美々花(20)が殺されたことがニュースになります…。
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ライトノベル まとめ
佐々暗の小説を再現するように人が殺され、
彼は否応なく事件に巻き込まれていきます。
そして担当刑事が告げる「ミカト」少年の衝撃の事実が何とも言えず焦燥感を煽り、
事件の真相が気になって仕方ありません!
「ライトノベル」は4巻で完結しています。
「ライトノベル」は現実と虚構の入り混じった事件から
何か大事なことを考えさせられるような作品でした!
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