みきもと凛先生の
「きょうのキラ君」を読みました。
地味で目立たないようにしてる女子が、
隣人の同級生の男子があと1年しか生きられない…
ということを知ったことから動き出す二人の365日…!
それは瞬きするのもおしいくらいの…!
「きょうのキラ君」で検索して下さいね。
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きょうのキラ君 のあらすじ
岡村ニノン(15)は可愛くて明るい女子高生…ではなく!
教室の隅にいるような存在の薄い人間。
なぜか肩に鳥の剥製?を乗せているので彼女の呼び名は「鳥女」。
ニノンが先生(センセー)と呼ぶその鳥、
動かないので置物だと思われてるけど
実は小さいときに拾ったオカメインコ…ちゃんと生きてます!
そしてなんと…人の言葉を理解する天才なんです!
学校にいるときは息をひそめて
そばにいてくれる優しい男の子…
人目がないところでは会話もできちゃうスーパーインコ!
…ちなみになぜか松ちゃん?の影響で関西弁という(笑)
ニノンははこの子と家族がいればそれでいい…と思ってます。
ニノンの母(35)はハーフで、
日本のコスプレ文化を愛するマム。
父(40)は地味…なのが特徴。
同じクラスの吉良ゆいじは美男(イケメン)で、
人を見下したような態度だったり
女の子といかがわしいことしてたりするヒト。
実は家がお隣さんで部屋も隣なのですが、
ニノンとは話したことすらない間柄。
ある日ニノンのママが
お隣のお父さんから聞いてしまったというんです…、
病気で…あと1年でゆいじくんが死んじゃう…と。
思いもよらぬことでにわかには信じられないニノン。
だって学校での彼は…全然死ぬ人には見えないんだもの。
ふとしたことでセンセーが生きていることが
キラ君にバレてしまいます。
彼には「憐れぶってる人間すげぇキライだわ」と言われたり。
ゆいじがこっそり綺麗な風景を撮っていることを
ニノンが知ったとき、
「キラキラしてて素敵だと思う」と言った彼女の反応を
素直に受け入れるキラ君。
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きょうのキラ君 のネタバレと感想
そのときいつも隠していた額のキズを彼に見られます。
どうしたと聞かれ、
「わたしはまちがってないと思ったけどそうじゃなかった証」と答えるニノン。
…なかなか文学的?な表現ですね。
それを聞いた彼は
「それってなにかと戦ったってことだろ?
すげーじゃんおまえ」と言うのです。
…こう返すのもなかなかスゴイなと。
そんなこと言ってくれる人…はじめて会った、
ニノンの中で彼の印象が少し変わったようですね。
「死ねとか軽々しく言ってんじゃねぇ」
友人が言った一言にそう返すキラ君。
センセーは彼が
『死にたくない』と泣いていたのを見たと言います。
それを知ったニノンは思わず彼の元へ走っていき…!
キラ君は言います…
「医者に死ぬって聞かされたとき、『孤独』なんだと気づいた、
…人と離れて一人になるのもイヤだ、
だけどだれといてもますますさびしくて、どうしたらいい?
…死にたくない、一人は嫌だ…っ」と。
その気持ち…
ひとりぼっちで
さびしくて
怖くて
絶望的な…
を知っているニノンは言います。
「わたしがずっとそばにいてあげます
あなたが死ぬまでなんと言おうと一人にさせません!」
いままで人と目を合わせるのが怖くて視界をさえぎっていた
前髪をいきおいで切って!
この気持ちがなんなのかわからないけれど、
キラ君と365日一緒にいてみようと思ったニノン。
…まぁ次の日には早速後悔してるんですけれどもっ(笑)
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きょうのキラ君 まとめ
結構シリアスな内容だとは思うんですが、
ニノンの天然なキャラクターが
暗い気持ちにはさせずに読ませてくれます。
センセーとの掛け合いも絶妙で面白いです。
そんなこんなで…波乱の日々の幕開けです!
「きょうのキラ君」は9巻で完結しています。
「きょうのキラ君」は死と向き合いながらも暗くならず
でも真剣に生きることを考えさせてくれるような作品でした!
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