ももち麗子先生の
「こころ」を読みました。
憧れのお嬢さま学校にやっとの思いで入学した
ヨシダメこと吉田めぐみ。
友達を作りたい一心から万引きに手をそめてしまい…。
問題提起の一冊です。
「こころ ももち麗子」で検索して下さいね。
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こころ ももち麗子 のあらすじ
100年の歴史を持つミッションスクール・聖オトワ女学院。
ごく少数の高校受験者を除き
あとはすべて中等部からそのままあがってきた生徒ばかり。
授業はほとんど6年間カリキュラムかっていうぐらい
前倒しで行われていて、
なんとかギリギリ合格しためぐみは
ついていくのがやっとの状態。
入学した日から仲良しグループはできあがっていて
なかなか友達ができないでいます。
両親は定食屋を営んでいて
めぐみを私立に通わせるために
今までやらなかった出前を始め営業時間を延ばして働いており、
一人暮らしをしている姉が入れてくれている仕送りも
学費の足しにしてくれているような状況。
中学時代の旧友には
めぐみの知らない新しい友達がいっぱいで、
親友には彼氏までできていて……。
新しい環境に馴染めず誰にも相談できず、
苦悩するめぐみの心境はわかる気がしますね。
学校の「乙女の祈り」像の前で
涙するめぐみがかわいそう~。
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こころ ももち麗子 のネタバレと感想
そんなめぐみに声をかけてくれた
同じクラスのタカコに
ついウソをついてしまったことから、
万引きに手を出してしまいます。
そのとき出会ったアズこと山根梓たち、
万引き集団チーム・イリュージョンの仲間。
彼女たちとの出会いによって
めぐみの人生は大きく変わりはじめ…。
最初は罪悪感にさいなまれ、
ためらっていた万引きもめぐみはみるみる腕をあげていきます。
そして一緒に万引きを繰り返す仲間との付き合いのなかで、
次第に罪の意識は薄れていくのです。
…何かが見えなくなっている、
コワイ状態ですよね。
タカコ達学校の友人は
案の定だんだんと要求をエスカレートさせていき、
利用されているだけと知っためぐみは
アズ達との付き合いを深めていきます。
アズの存在はめぐみにとって
今後も大きな意味を持ちそうです。
出会ったときから助けてくれたアズ、
困っているめぐみを見返りもなく何度も何度も助けてくれて。
やっていることは万引きという犯罪行為だけど、
アズの存在は救いのようにも思います。。。
めぐみの場合万引きで手に入れたかったのは物ではなく
「友達」だったんですよね。
そうして彼氏もできメイクも覚え、
だんだんと自信をつけ派手になっていくめぐみ。
しかしそううまいことばかりいくわけないんです。
万引き被害に遭い続けた店側はついに本格的な取り締まりを決行。
万引きGメンを雇い防犯カメラの映像から
めぐみたち5人に目標を定め…!
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こころ ももち麗子 まとめ
この後めぐみたちがどういう方向へ向かっていくのか、
続きがとても気になります!
「こころ」は4巻で完結しています。
「こころ」は万引きとその背景を考える問題提起な作品でした!
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