霜月かよ子先生の
「クドラクの晩餐 2巻」を読みました。
この漫画は、 バイトと勉強に明け暮れる貧乏高校生、神田勝守が
ヴァンパイアを名乗る美少女、
リサ・クドラクに振り回されるお話です。
「クドラクの晩餐」で検索して下さいね。
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クドラクの晩餐 2巻のあらすじ
この漫画の主人公である神田勝守は、
父親が過去に起こした犯罪によって
肩身狭い思いを強いられている貧乏高校生です。
彼は、親身になってくれる身内がいないものの、
将来のために自分で学費を払いながら
進学校に通っている超真面目な男の子なのですが、
そんな彼は、ある日リサ・クドラクという
ヴァンパイアを名乗る美少女を、
偶然助けてしまったことによって
今までの日常がガラリと変えられてしまいます。
彼の高校に転校生としてやってきたリサは、
助けられたということに加え友達が他にいないことからも、
必然的に勝守に懐くようになります。
自分のことをヴァンパイアだと名乗る電波女と
関わりたくないと考えた勝守は、
なんとか自分からリサを遠ざけようとするのですが、
全く友達ができないというリサのことを無下にもできず、
結局リサと二人で行動することが多くなってしまうのです。
この巻は、更に勝守のことを知りたいと考えたリサが、
勝守のバイト先にこっそりと
潜入しようとするところから始まります。
リサは勝守がどこでバイトをしているのか
全く教えてくれないため、
ひそかに勝守の後をつけるのですが、
勝守は未成年の入店が禁止されている店に入ってしまい、
店に入るだけでも悪戦苦闘を強いられることになります。
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クドラクの晩餐 のネタバレと感想
未成年の入店が禁止されている店で
バイトしているという時点で、
「勝守は絶対危ないバイトをしている！」
と不吉な予想が立ってしまいました。
その予想は当たり、
なんと勝守は、ボクシングの試合で
賞金を稼いでいたのです！
もともと「喧嘩強そうだなぁ」
とは思っていたのですが、
まさか仕事にしているとは
思っていなかったのでびっくりしました！
試合で順調に勝ち進んでいた勝守でしたが、
勝守のことを快く思わない人によって、
彼は策略にはめられてしまい、
自分が人殺しだと責められていたときのことを
思い出してしまいます。
ボクシングで人を殺してしまうのでは、
と精神的に追い詰められた勝守は
すっかり戦意を失ってしまうのですが、
リサの必死な説得によって、
彼は試合にも、
そして過去のトラウマにも打ち勝つことができたのです。
親は人殺しだ、と責められた勝守に対して
「じゃあ勝守はいつまでこの事で苦しめばいいの？」
と無邪気に問うリサの姿には胸を打たれました。
勝守はこのことがきっかけで、
少しずつ自分の胸の内を明かすようになり、
リサはそんな勝守に対して恋心を抱いているかのような素振りを
見せてこの巻は終わります。
この漫画にはもう一人
キーパーソンとしてリサのお兄さん、
ユーリ兄さんが出てくるのですが、
このお兄さんが本当にかっこいいのです！
キリッとした切れ目に、
普段めったに笑顔を見せないところから、
クール系なのかな、と思っていたのですが、
リサに「怒ってる？」と聞かれた時に
「おこだよ」と答えるシーンはあまりにもギャップが激しくて、
たまらなかったです！
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クドラクの晩餐 まとめ
この漫画に出てくる登場人物は皆魅力的なので、
主要登場人物全員好きになれる漫画じゃないかなぁ、
と思いました。
「クドラクの晩餐」は十巻で完結しています。
この漫画は、可愛いヴァンパイアが
「普通」に憧れる人間に恋をしてしまう漫画でした！
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