さつきしろろ先生の
「恋の水ください」を読みました。
平凡な女子高生は、
人気者になった幼なじみの男子への淡い恋心を封印します。
ただのいちファンで満足していたんだけれど…!?
読み切り作品が収められたオムニバスラブストーリー!
「恋の水ください」で検索して下さいね。
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恋の水ください のあらすじ
平本子(たいらもとこ)はごく平凡な女子高生。
昔先生が名前を読むときに、
“へいぼんこ”なーんて呼んだものだから、
それ以来本子のあだ名は・・・
へいぼん・・・平凡・・・凡子(ぼんこ)!
というのがお決まりになっています。
幼なじみの堂島高志は、同じ高校のスポーツ科で
超高校級テニスプレーヤー!
全国選抜もインターハイも個人優勝していて、
雑誌に記事が載っていたりします。
そしてもうすぐアメリカの名門テニスクラブへの
留学が決まっているという有名人です。
幼なじみとはいうものの…すごい人すぎて
自分とはもう全然関係ないと思っている本子。
今では切り抜き集めたりして満足してる
ただのいちファンにおさまっています。
だいたい高志も本子のことを凡子と呼ぶので、
自分は本名すら忘れられてる存在だと言うのですが…。
幼なじみが自分とは離れて人気者になっていくと
こんなふうになっちゃうものなんでしょうかね。
自分にはなんの取り柄もないと思ってると
余計にそんな疎外感のようなものを感じちゃうのかも?
そんな本子の密かな楽しみ?は“高志水”を飲むこと!
高志水とは―
高志が給水器で飲んだ後にその水を飲むこと…なのですが、
本子はその水にはきっと不思議な力があると思っているのです。
それは…。
そして本子には自分のルールがあって、
高志にはぜったい近づいちゃいけないと思っています。
理由はともかくそのせいで、
高志とは中学の時から全然しゃべらなくなり、
高志は本子に嫌われてると思っています。
でも…高志水を飲めればそれでいい…。
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恋の水ください のネタバレと感想
ある日曜日。
高志はテニスの練習で、
本子は高志水目当てで学校に来ていました(笑)。
バレないようにしていたけれど
給水器のところでみつかる本子。
ふと高志の足を見ると膝から出血しています。
思わず「自分のことに無頓着マンすぎ」と言って
手際よく手当をしてくれた本子に、
「今日だけマネージャーやってくれ」と頼む高志。
仕方なく引き受けたのですが、
コートの中の高志は…なんかすんごい怖いっ。
他の部員からも煙たがられてる様子で
高志目当てで入ってきた奴もほとんど辞めたとか。
テニスのことになるとガラッと人格が変わるようです。
人気者だと思ってたけど高志って「結構…孤独マン?」、
そんな一面を見た本子。
皆が帰っても自主練してから帰るという高志に
付き合って本子もラケットを握ります。
練習後…。
高志の入ったあとのシャワーを使うことになり、
「念願の高志水を全身に浴びてることに…!?」
とおバカな本子ちゃん。
「あたし今高志と一体化してる!?」と妄想は膨らみ、
シャツを借りたので
「最後は高志の匂い…高志のフルコース!」(笑)。
幼い頃テニスで忙しくなり離れていった高志。
高志の方から離れていったのにわかってないなんて
ほんと鈍感マン…。
今日はなりゆき上普通に話して楽しかったけど…。
借りたシャツは明後日アメリカだし
もう返さなくていいと言う高志。
だから最後に本子と話したかったんだ…と。
そっか…そうだった。
近づいちゃだめなんだった。
遠くから見てるだけでよかったのに…。
そして旅立ちの日。
給水器は2人にとって思い出のあるものでした。
そこで
「テニスしてる高志なんて大嫌い。2人で一緒の水を飲んでた時の
なんにもない高志が好きなんだもん。」と告白した本子。
今まで散々避けてたのは
いつかこうなるのがわかってたから…。
どうせ高志は遠くに行っちゃうって、
それならもう近づきたくなかった…けどやっぱり…。
あの思い出の二人飲み。
忘れてると思ってたけど覚えていた高志。
そして「あの時からオレだってなんにもない本子が好きだったから」と。
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恋の水ください まとめ
2人で飲んだあの日の水は
今も体の中をめぐり続けている不思議な力があるんです。
「恋の水ください」は5巻で完結しています。
「恋の水ください」は透明な水の味がするような作品でした!
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