蒼井まもる先生の
「下級生」を読みました。
後輩を好きになった為に感じる悩みや苦しみを、
独特のタッチで切り取る青春ラブストーリーです。
「下級生」で検索して下さいね。
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下級生 のあらすじ
中島くるみは中学3年生。
陸上部を引退し、
とっくに志望校を決めなくてはならない時期です。
ですがくるみは中々行きたい高校を
決められずにいます。
なぜなら1コ下の陸上部の後輩、
ハッシーが好きだからです。
引退したのに、部活をのぞきにいってしまうくるみ。
ハッシーと過ごした部活の時間を愛おしむあまり、
前に進めなくなっているのです。
“志望校を決めること”それはすなわち、
彼と過ごしたこの中学生活からの卒業を
意味するように感じているのでしょう。
ハッシーはくるみの気持ちを知ってか知らずか、
変わらず軽口を叩いてくるみの相手をしてくれます。
9月を過ぎても受験勉強に身が入らないくるみ。
そんなくるみに、ある日部活の1年女子が声をかけます。
3年が部活に来てたらおかしい。
1、2年だってやりにくいし、
ハッシー先輩も迷惑に思ってるかもしれないというのです。
「3年にもなって、なんで相手の気持ち考えられないの!?」
そうですよね~、うんうん。
引退した先輩が毎日のように部活来てたら、
そりゃ後輩はうざったいですよ。
ハッシーが迷惑に思っているかどうかは別としても、
この後輩ちゃんの言う事も一理ありますね。
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下級生 のネタバレと感想
後輩の女子に指摘され、
初めて現実を見つめなおしたくるみ。
受験勉強に専念することにします。
ハッシーに廊下で声をかけられても、
先輩としての態度を崩さないようにさらりとあしらいます。
それでもハッシーの後ろ姿を見ながら、
彼が履いている上履きの色に
憧れを感じずにはいられません。
誕生日なんかこないで
ずっとハッシーと同じ年でいたい…。
そう想いながら一人涙をこぼすくるみの前に、
ハッシーが現れ思わず好きだと言ってしまいます。
知ってるよ、そう言って笑うハッシー。
晴れて両想いになったふたり。
くるみはもう前しか向きません、
先に進学してハッシーを待つのです。
このくらいの年頃の学年の差って
大きいんですよね。
学年によってジャージの色やら上履きの色やらも違うし、
先輩には敬語を使うとか、
廊下であいさつしなきゃいけないとか、
色々しきたりがあったことを思い出します。
そういう中で恋をして苦しんだり悩んだりした時間は、
とても大切なものだったという事に今更ながら気づくのですよ。
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下級生 まとめ
くるみとハッシーの恋はまだまだ続くようです。
「下級生」は6巻まで出ています。
遠い昔の恋を思い出す、
甘酸っぱい青春ラブストーリーでした。
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