磯谷友紀先生の
「本屋の森のあかり」を読みました。
地方の書店ガールが東京の本店で働くことになり、
失敗しながらも仕事の喜びや大切な仲間を得て頑張るお仕事ストーリーです。
「本屋の森のあかり」で検索して下さいね。
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本屋の森のあかり のあらすじ
愛知県岡崎市から東京に異動になった書店ガールの高野あかり。
慣れ親しんだ地元と仲間に
別れをつげ新幹線で都会にやってきました。
それでもあかりは不安よりも、
更に沢山の本と出会える期待に胸を膨らませています。
あかりは着く早々、広いフロアで迷子になってしまい
偶然副店長の寺山杜三(てらやまもりぞう)に出会います。
寺山は独身で給料のほとんどを本に費やし、
さらに一日10冊は本を読むという読書オタクでした。
次に会ったのが主任の佐古栞(さこしおり)、
豪快な姉御肌の女性です。
最初の仕事はレジ打ちでした。
カバー掛けも超得意なあかりは、
得意げにレジ打ちをこなしていきますが
いつのまにかあかりのレジは長蛇の列に…。
つまりレジ打ちもろもろが遅いので回転が悪いのです。
地方とターミナル駅にある大書店では
仕事に求められるスピードが全然違うんですよね。
同期の加納緑という男性社員にも
スピードを上げるよう注意されてしまうのでした。
私も本が好きなんで書店のはしごをしたりするんですが、
書店によって色々なカラーがあってそれも楽しみのひとつなんですよね。
書店員さんの仕事は重労働だと思うので店員さんをいつも尊敬しております。
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本屋の森のあかり のネタバレと感想
上京して早々にあかりはひったくりに遭い、
料理本を見て白飯を食べるというおかず無し弁当を食べたりしています。
仕事も中々慣れないし同期の加納には常に嫌味を言われまくられてしまいます。
図書カードの包装すら満足にできず、
失敗の挽回をしていたあかりはついに自宅で倒れてしまいます。
夢うつつでお母さんのように優しい声にふと目を覚ますと、
そこには副店長の寺山がいました。
出勤しないあかりを心配して大家さんに鍵を開けてもらったというのです。
優しい寺山はあかりを看病して、
さらに本棚にあったマザーグースの英語版を読んでくれました。
月に2冊くらいしか本を読んでなかったあかりは、
寺山を見習いこれからもっと本を読むことを心に決めるのですが、
寺山は慌てないで大丈夫ですよと優しく言うのです。
「本の海の前では、バケツ1杯もコップ1杯も変わらないのですから…」
このセリフ、なんか胸にズキューンと来ましたよ。
読みたい本がたくさんあるのに
なかなか読み進められないもどかしさを、
ほんとに一瞬で軽くしてくれる魔法の言葉ですね。
“本が好きだ”という初心に帰ったあかりは
また頑張ろうと心に気合をいれるのでした。
ひとつひとつのお話に有名な本のタイトルがついていて、
それにからんだ内容になっているのですが
あかりが失敗をしながらもくじけないで仕事をしていく作品です。
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本屋の森のあかり まとめ
磯谷先生の初期作品だったらしく、
絵柄は今よりも拙い感じを受けますが
コマの割り方とかセリフとかがすごくお上手に作られていて、
長期連載になったのも納得の面白さです。
寺山副店長とのラブも楽しみですね。
「本屋の森のあかり」は12巻まで出ています。
ちょっと仕事に疲れたお仕事ガールに元気をくれる可愛い作品でした
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