松田奈緒子先生の
「花吐き乙女」を読みました。
この漫画は、片思いをこじらせて苦しくなると
突然花を吐いてしまうという不思議な病、
通称「花咲き病」をこじらせた人たちを巡る
せつなくて切実な恋物語を描いた漫画です。
「花吐き乙女」で検索して下さいね。
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花吐き乙女 のあらすじ
この漫画は、片思いをこじらせて苦しくなると突然花を吐いてしまう
「嘔吐中枢花被性疾患」通称「花吐き病」という病が蔓延しているという
ちょっと不思議な世界観で描かれたお話です。
この漫画にはコーチに恋をしてしまった女子高校生、
手の届かない女性に恋をしてしまった元キャバ嬢、
花吐き病が原因でいじめられた経験を持つ青年など
「花吐き病」にまつわる様々な人物が登場するのですが、
その中でも今回は女子高校生のストーリーを抜粋します。
このお話の主人公である明日香は、
彼女が所属する部活にコーチとしてやってきた
岩毛鉄男という男に恋をしてしまうのですが、
明らかに身分違いの恋、
明日香は片思いの苦しさに悶々と思い悩むことになります。
そしてその時明日香はコーチのことを考えながら、
花を吐いてしまったのです!
例え同じ恋に苦しんでいたとしても
発症する人はまばらだと言われている病なので、
明日香は最初自分が花吐き病持ちであることにびっくりしてしまうのですが、
「ママ!!ゲロ花吐いちゃった!!」
ととても女子高校生とは思えないようなセリフを発しているシーンには、
思わず笑ってしまいました。
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花吐き乙女 のネタバレと感想
それから明日香は花を吐いてしまったことによって
自分のコーチに対する恋心を自覚し、
積極的にアプローチをかけるようになるのですが、
その時コーチには別の恋人がいて、その恋人の為に
彼はコーチを辞め実家に帰ることを決意していたのです。
その事実を知った彼女は、
自分の恋が終わってしまったことを自覚するものの、
「あたしが初めて好きになった人はこんなに誠実な人だった…」
とプラスな感情で恋を締めくくることが出来たのです。
これで明日香の話は終わるのですが、
最後に明日香の事を見守っていた彼女の母親が
「パパと別れて以来15年間花を吐いたことがないの。」
「明日香はこんなママをどう思う?」
と独り言を口に出したシーンがあまりにも意味深で、
思わず考えさせられてしまいました。
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花吐き乙女 まとめ
片思いをして胸が苦しくなると花を吐いてしまうという
現実離れした設定で描かれた漫画でしたが、
漫画の美しい世界観に思わずのめり込んでしまいました。
「花吐き乙女」は三巻で完結しています。
この漫画は、花を吐いてしまうほどに
苦しいという片思いの辛さを見事に描き切った漫画でした!
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