細川智栄子あんど芙~みん先生の
「伯爵令嬢」を読みました。
孤児院で育ったヒロインが突然上流階級に仲間入りすることとなり、
様々なトラブルに巻き込まれながらも
生きていくというストーリーです。
細川智栄子あんど芙?みん先生といえば
「王家の紋章」が有名ですが、今作も大人の女性たちにとっては
”これぞ少女漫画”という雰囲気のある作品です。
宝塚歌劇団でも公演の題材となったりもしているので有名な作品ですね。
「伯爵令嬢」で検索して下さいね。
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伯爵令嬢 のあらすじ
時は19世紀末のフランス、
ラ・ベル・エポック(華やかな古き良き時代)
と呼ばれた頃が舞台のお話です。
ブルターニュの孤児院で暮らすコリンヌは
孤児たちの姉のような存在で、
面倒見もよくみんなから好かれていました。
ある日、コリンヌは貴族の馬車に轢かれそうになり、
怒って貴族相手に持っていたリンゴを投げつけます。
後日その貴族の屋敷へと呼ばれたコリンヌは
その家の貴族たちに嫌味をたっぷり言われた上、
孤児院への寄付を断られてしまいます。
実はコリンヌが暮らす孤児院は資金繰りに苦しみ、
借金も負っていたのです。
帰り際、その屋敷で出会ったリシャールという青年が
自分を轢きそうになった馬車に乗っていた青年だと気づいたコリンヌは、
思わずリシャールの頬を叩いてしまいます。
その時リシャールが盲目だということを知ったコリンヌ。
それ以来、リシャールのことが気になり始めたコリンヌは、
何かにつけてリシャールに会いに行くようになります。
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伯爵令嬢 のネタバレと感想
はじめは頑なな態度だったリシャールも
次第にコリンヌに心を開き始め、
二人は惹かれ合っていくのでした。
コリンヌの強さや優しさがよく伝わってきて良かったです。
嫌味のないヒロインで誰から見ても好感の持てるヒロインですね。
そんな時、コリンヌを見初めた貴族の青年、
アランが孤児院に現れます。
アランはリシャールとも仲の良い青年で、
自分と結婚すれば孤児院を助けてくれるというのです。
コリンヌ、リシャール、アランの三角関係に決着はつかないまま、
リシャールの目の手術のためにリシャールとアランは
一旦パリへと向かうことに。
そんな中、コリンヌの出自が判明。
なんとコリンヌはロンサール伯爵家の行方不明となっていた令嬢だとわかり・・・。
リシャールもはじめはいけ好かない青年でしたが、
アランもなかなかに悪知恵がはたらくというか。人間味のあるヒーローたちですね。
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伯爵令嬢 まとめ
とにかく波瀾万丈な人生を歩むコリンヌが印象的ですね。
1巻だけでも死にそうになること2回、
突然伯爵令嬢だということがわかったり記憶喪失になったりと盛りだくさんです。
ですが物語自体は早すぎず遅すぎずいいテンポで進んでいくので
飽きることなく読めました。
35年以上前の作品ですが、現代でも違和感のないストーリーだと思います。
大人から子供まで楽しめる作品ですね。
この作品は全12巻で、完結しています。
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