百乃モト先生の
「私の無知なわたしの未知」を読みました。
母親と幼馴染に守られて育った湊は、
就職先の先輩に、自分の殻をやぶる方法を教えられて…。
「私の無知なわたしの未知」で検索して下さいね。
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私の無知なわたしの未知 のあらすじ
嶋田湊は大学を卒業して、
幼馴染の間瀬が勤める会社に就職しました。
小学生の時に両親が離婚し、
母子ふたりで生きてきた湊ですが、
幼馴染でお兄ちゃんと慕っている、
間瀬陽人がいつもそばにいて、寂しい想いもせず育てられました。
就職も陽人の会社にコネで入ることができ、
お局の先輩にいびられながらも、
一生懸命仕事をしています。
ある日、コピー機が紙詰まりをおこし、
その対応に湊が右往左往していると、お局が来て、
またお小言を言い始めます。
そこに通りかかったのが、浅海という女子社員。
彼女はお局にぴしゃっと言い返し、
湊をかばってくれました。
さらに、あの先輩は、
新人にはみな厳しいから、反抗してみたほうがいい、
とアドバイスをくれるのです。
湊がとまどった表情を見せると、
「…無理か」うっすら笑いながら、
浅海は湊の目をじっと見つめました。
この時の浅海は、何ともいえない表情をしています。
本当に湊の心の奥底までのぞきこむような、
からみつくような視線ですね。
浅海は女子なんですけどねえ、
かわいいとか美しいとか、
それを超えたところにいる感じがします。
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私の無知なわたしの未知 のネタバレと感想
湊の家は小料理屋をやっていて、
会社から帰ると湊は、
母親の手伝いをしています。
カウンターに座って酒を飲む陽人が、
突然こんなことを言いだしました。
「俺は湊の面倒を一生みるつもりだから」。
幼馴染で育ったとはいえ、
別に恋人でもない陽人から、そんなことを言われ、
初めは冗談だと思っていた湊でしたが、
帰りがけにも、
「ちゃんと考えてくれると嬉しい」
と言われ戸惑います。
湊は、女手一つで育ててくれた母親や、
いつも面倒を見てくれていた陽人の、
期待を裏切らないように、
自分の意見を言わずに生きてきました。
でも、人生の大きな決断である結婚というものを前にして、
初めて湊の心は揺らぎます。
さらに、翌日会社で浅海に、
「言いなりばかりでいつも窮屈そうだね」
と言われます。
浅海は暗に会社内での事を言ったのですが、
湊の心にはずっしりと重い言葉でした。
その夜、湊は浅海の家で二人で女子会をします。
お酒の酔いもあり、
湊は浅海に陽人にプロポーズされたことや、
自分の世界が母親と陽人で、
完結してしまっていることなどをこぼします。
そんな湊に浅海は甘ったれてると、
厳しい言葉を浴びせます。
口論になり、いつもは言えずに
心にしまっている、
自分の思いのたけを吐き出す湊。
そんな湊に突然浅海は覆いかぶさり、
踏み外してみる？と聞くのです。
嫌ならやめるから、と言いながら湊にキスする浅海。
突き飛ばすことなどできずに湊は、
その非日常に、自らを沈めていくのです。
う～ん、こういう展開でしたか。
浅海は最初からそういうつもりで、湊に近づいて行ったんですかね。
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私の無知なわたしの未知 まとめ
浅海に心を揺さぶられた湊は、
この後いったいどうなっていくのでしょうか。
続きがすごく気になります。
「私の無知なわたしの未知」は10巻で完結しています。
女性同士の恋愛をからめた、自分探しストーリーでした。
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