吉田秋生先生の「イヴの眠り」を読みました。
一人の少女とその出生の秘密にまつわるファンタジックサスペンスです。
「夜叉ーYASHAー」という作品の続編で、
前作から18年後の話になります。
前作は2000年にドラマ化されていたこともあり知っていましたが、
今作は初めて読みました。
続編とのことで前作を読んでいた方はわかりやすいと思いますが、
読んでいなくても少しずつ過去のことが解明されていく感じで楽しめると思います。
「イヴの眠り」で検索して下さいね。
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イヴの眠り のあらすじ
ハワイ島で生まれ育ったアリサ・クロサキは両親と弟と4人暮らし。
人目を引く美少女のアリサには
他の人には見えないものが見えるなど不思議な力があり、
そのため島民から「龍の娘」と呼ばれていました。
アリサは父のケンから、近頃妙な男たちがうろついているから
一人で出歩かないように言われていましたが、
自分は「龍の娘」だから大丈夫といって気晴らしバイクで出かけて行きました。
出かけた先で、アリサの前に少年の姿をした「何か」が姿を見せます。
以前にも彼の姿を見たことのあるアリサは
森の妖精(メネフネ)の一種かとも思い、
自分になにか伝えたいことがあるのかと問いかけます。
すると彼は西の空を指差したのです。
とにかく絵が綺麗ですね。
ヒロインも設定だけでなく実際に目を奪われるような美少女です。
凛とした佇まいが素敵ですね。
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イヴの眠り のネタバレと感想
アリサがメネフネの少年と会っていた頃、
西の空では烈(中国名・リエ、日本名・レツ)
という少年が飛行機でハワイ島に向かっていました。
烈は中国経済界のトップであるシン・スウ・リンの息子であり、
父親の代理としてクロサキ親子に会いに来たのです。
アリサの母のルー・メイに会った烈は、
父・シンと18年前に雨宮凛(あまみやりん)に成り代わった
双子の兄・有末静(ありすえせい)の間のホットラインが
何者かによってハッキングされたことを伝えます。
加えて、アリサのみに危険が及ぶ可能性があるといって
クロサキ一家を保護したいと言う烈。
実はアリサはケンの実の娘ではなく、
その出自に秘密があったのです。アリサ本人だけがその秘密を知らず・・・。
段々とサスペンス的な展開になってきてどんどんのめりこんでいきますね。
アリサは有末静とルー・メイの間にできた子供で、
改造遺伝子によって作られた新人類(ネオジーニス)である
父親・静のDNAを受け継いでいたのです。
それによって何者かによって作り出された父のクローン・死鬼(スーグイ)に
狙われることになってしまいます。
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イヴの眠り まとめ
この作品はウットリするほど美しい作画が印象的ですが、
内容は少し難しいですね。
少しずつ解き明かされていく感じが面白くもあるのですが、
キャラクターの過去や感情が複雑に絡み合っていて
かなり大人向けの作品だと思いました。
前作を読んでいなくても楽しめますが、
この作品を読んだあと前作を読むと「そうだったのか」と納得できることもあり、
更に読み返すとより深く物語の世界を楽しめると思います。
この作品は全5巻で、完結しています。
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