瀬田ハルヒ先生の
「出口ゼロ(1)」を読みました。
この漫画は、芸能界の大物を多数輩出する超エリート俳優養成所
「D・A(ダイヤモンド・アクターズ)」に念願の入学を果たした15歳の赤羽夕日が、
課題に失敗したら一人残らず殺されるという「D・A」の裏の顔を知ってしまい、
同級生たちが次々と殺される中、絶望的な状況に立ち向かっていく様を描いたお話です。
「出口ゼロ」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
出口ゼロ のあらすじ
この漫画の主人公である赤羽夕日は、
女優を夢見る15歳の女の子です。
演劇部に所属している彼女は、
二年前に卒業した演劇部部長、高城咲良に憧れ、
芸能界を目指す養成所としては名門中の名門
「D・A・アカデミー」に入学を果たします。
合格倍率50倍という高い難易度の入学試験に合格した夕日は、
同じくアカデミーの合格者である河合ゆみかと仲良くなり、
二人は夢と希望に満ち溢れながら、
アカデミーの門をくぐり抜けていったのです。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
出口ゼロ のネタバレと感想
しかし、アカデミーの中身は二人の期待を大きく裏切るものでした。
アカデミーの講師であり最も波に乗る天才若手女優、
乙女華澄の下で授業を受けることになったゆみかや夕日でしたが、
それぞれくじで自分が演じるキャラクターの性格や役名を引くと、
華澄から「私の役名は殺人鬼の『レディ・クイーン』」
「自分たちが引いたくじの設定に沿って、
貴方たちは『レディ・クイーン』から逃げる『即興』を24時間行いなさい」
という課題を言い渡されます。
「カリスマで自信家の神代椿」という役どころを与えられた夕日は、
自身にとってのカリスマ的存在、咲良のことを思い浮かべながら、
演技に臨もうとしていたのですが、
「足をケガしてみんなのお荷物」という設定を与えられたゆみかに対して、
華澄は「演技にリアリティがない」と考え、
鉛で出来た刀でゆみかの足を叩くように命じます。
その様を間近で見てしまった夕日たちは、
「このままでは本当に殺される」という恐怖に駆られ
必死にアカデミーから脱出しようとするのですが、
「一度入学してしまえばデビューを果たすまでアカデミーを出られない」
という言葉通り、アカデミーの門には高圧電流が流されており、
脱出できないことを悟ります。
一度入学してしまったら生徒に残された道は退学かデビュー、
この過酷すぎるレッスンを夕日たちがどのように切り抜けていくのか、
今後の展開が気になります!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
出口ゼロ まとめ
この漫画の面白い所は、「演技」と「本音」の境が
全く分からない所だと思います。
この漫画には様々な登場人物が登場するのですが、
彼女たちには確かに自身の「本音」があるはずなのに、
課題をクリアするための「演技」に隠れて「本音」が何一つ見えないのです。
読者自身、そのキャラクターの本性が全く分からないので、
読み進めていく中で少しずつ「本音」が見えていく過程が面白い作品だと思いました。
「出口ゼロ」は十三巻まで出ています。
この漫画は、恋愛要素ほぼゼロという少女漫画「らしくない」読み応えのある漫画でした!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら