入江喜和先生の
たそがれたかこを読みました。
子育ても離婚も経験した
地味なアラフォーのたかこが
若いミュージシャンの歌との出会いで
変化していく気持ちを書いた物語です。
「たそがれたかこ」で検索して下さいね。
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たそがれたかこのあらすじ
若干ぼけているかもしれない母との二人暮らしに、
自転車で通うビルの食堂が職場で人付き合いもあまりない、
ゆるーくだるーく生きるたかこ。
折りの合わない母との生活は
ストレスがたまるばかりです。
お隣の子供の夕飯の面倒をみたり、
別れた旦那のところにいる娘のことを
ふと思い出したり、
結局母親との会話が一番疲れたり、
そんなたかこを夜はつらさを際立てます。
私も夜にやられることが多いので共感しました。
たかこが寝れなくて
夜のお散歩で出会ったのは
不思議なおじいちゃんでした。
人懐っこく、かっこいいけど、
怪しいおじいちゃんは近くの飲み屋さんの主人らしく、
たかこに声をかけますが、
たかこにとってはうれしくない歓迎だったので
足早にその場を去ります。
そしてまたいつもと同じ日々が
繰り返されるのです。
そんなたかこの楽しみは晩酌と、
毎週金曜日の深夜のラジオ。
聞きながら寝てしまっていたたかこが
たまたま出会ったのが
若いミュージシャンがパーソナリティーをする番組でした。
しゃべりに慣れていないのか、
咳込んだり、噛んだり、
すごく聞きづらいラジオがとても面白かったのです。
そんなラジオに元気付けられ、
勇気付けられ、
なんとなく先日あったおじいちゃんの店を
探してみる気になったたかこは、
買い物ついでにうろうろします。
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たそがれたかこのネタバレと感想
するとおじいちゃん自信を見つけ、
すこーしついて行ってみると
「美馬(viva)」というお店にたどり付きます。
そしてとうとうおじいちゃんにも見つかってしまいます。
お茶をしていってと言われ、
コーヒーフロートを振る舞われます。
そのコーヒーがおいしくて、つい和むのですが、
やはりおじいちゃんの人懐っこさに
やられたたかこでした。
帰宅すると娘が来ており、
その娘も学校でうまくいってないのか、
そんな話をしているうちに、
自分の学生時代を思い出し、
人付き合いのうまくいかなかった過去を思い出します。
そして夜ラジオをつけると
あの若いミュージシャンの番組。
そのミュージシャンも人と接するのがヘタクソで、
不登校だったり、バイトもできなくなったり、
でも共感してほしいから音楽やってて、
そんな気持ちを歌にした曲がラジオから流れてきます。
たかこはそれを聞いて、
自分の過去と、今と、重ね合わせ涙します。
その時言われた
「心を‐わしづかめましたか?」の一言。
その一言でたかこの心は
わしづかまれてしまったのです。
若い歌うたいに恋をしたのです。
次の日には
普段絶対に行かない秋葉原のタワレコにCDを買いに行き、
夜中に1人で聞き、物思いにふける、
そんな新しい日々が始まったのです。
あんなに嫌だった母との会話もうまくスルーし、
仕事での眠気もなく、
いつもだるかった道もウキウキしながら歩き、
金曜日のラジオが楽しみで、
見たことないミュージシャンの姿が気になって。
そんな新しい自分に一喜一憂しながら過ごしていくのです。
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たそがれたかこ まとめ
全力で生きている人がまぶしく見える
そんなたかこの気持ちにはとても共感し、
なぜかどんどん引き込まれていく…
そんな漫画です。
ゆるさが特徴の漫画なのでゆるーく読めますが、
どんどんたかこの気持ちに引き込まれていき、
なぜかとても好きになってしまう、
そんな作品でした。
ちょっと遠回りをしている、
そんな人は共感できるポイントが
多いのではないでしょうか。
癒されたい、ゆったり読みたい、
そんな方におすすめの作品です。
「たそがれたかこ」で検索してみて下さい。
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