山田南平先生の「桜の花の紅茶王子」を読みました。
まるで極道のような家の娘の朝桐吉乃は、
父が決めたお見合いに反発し、
友達の奈緒と呪いの儀式を行なっていると…!
現れたのは紅茶王子!?!
ジョルジとサクラと名乗る彼らは、
願い事を三つ叶えてくれるというが…。
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桜の花の紅茶王子のあらすじ
以前の作品の続編にあたるようですが、
前作を読んでいなくても全然問題なく、
今作だけでも成り立っているお話しなのでまずご安心を。
不思議な紅茶の儀式で現れた二人の紅茶王子、
スイーツに目がないようです。
あんな小さな体のどこにそんなに入るんだー?!
ってなぐらい食べてますけれど可愛いですねぇ。
いっつも笑顔のジョルジとちょっと物憂げなサクラ。
サクラは以前のご主人・八重への思いを引きずっているようです。
そこがこの作品のちょっぴり切ない要素かな。
八重と容姿がそっくりの吉乃にいろいろ重ねちゃって、
サクラの一途っぷりにキュンとなります。
そしてそんなサクラに吉乃も少々複雑なご様子。
だけれども恋愛色はそんなに強くない感じの作品になってます、
今のところ。
でもどっちにしても紅茶王子は妖精だからなぁ、
淡い恋心が切ない感じの展開になるんでしょうかね?
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桜の花の紅茶王子のネタバレと感想
“願い事を三つ叶えてくれる”
ということで何でもアリかと思いきや、
“誰の人生をも左右しない午後の一杯の紅茶のようなささやかなもの”
という設定にちょっとほっとしちゃいました。
“ゆっくり歳をとる”という設定の紅茶王子、
前のご主人の八重への思いを残しているサクラを見ていると、
なんだか浦島太郎のようでもあって切な~い気持ちになります。
八重の三つめの願い、
『いつかまたあなたと会えるそのときまでずっとわたしのお友達でいて』
というのをずっと忘れずにいるサクラ、
そりゃ吉乃の一つめの願いが
『曾々おばあ様に会ってみたい』
となるのも必然かもしれませんね。
八重が大事にしていた八重桜、
大きくなったけれど咲かなくなってしまい、
その桜を巡ってのお話がなんだか竹取物語のようです。
でも心無い策略によって植え替えられそうになるのには、
ハラハラしちゃいました。
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桜の花の紅茶王子 まとめ
考えてみたら主要な登場人物は皆イイ人ばっかで、
お見合い候補者の黒門とかが唯一の悪役なのかも。
いろいろ訳知り顔のヨシこと吉岡健太には謎も秘められてて、
今後どう絡んでくるのか楽しみなところです。
「桜の花の紅茶王子」は5巻まで出ています。
「桜の花の紅茶王子」は甘いスイーツと紅茶の香りが漂うような
ほんわかした作品でした!
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