西炯子先生の「姉の結婚」を読みました。
恋愛や結婚に振り回されず、
女ひとりで静かな生活を送るため地元に帰ってきた、
独身・アラフォーの図書館司書・岩谷ヨリ。
そこへ現れた、
中学時代の同級生で精神科医の真木誠。
冴えない容姿からイケメンに変身し、
ヨリとそっくりの妻がいる誠は、
中学の頃からヨリが好きだったという。。。
そんな誠にしつこく言い寄られるわ、
突然年の離れた妹が転がり込んでくるわで、
穏やかに過ごすつもりだったヨリの生活が一変し始め…!
「姉の結婚」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
姉の結婚のあらすじ
ちょっとした誤解から
誠を犯人扱いしてしまったヨリ、
それをチャラにするために体で払う…
というイキナリの展開に、
主人公の心の闇のようなものが垣間見えます。
なんでここまで事なかれ主義なんだろうなぁ。。。
だいたいまだ30代後半だというのに、
もう老後に意識を向けて人生半ば諦めているところが、
私なんかは不思議に思えてしまいます。
ヨリがそんな風になってしまったのは、
やはり父親の影響とかなんでしょうか、
男性に対して初めっから
あまりにもドライ過ぎるのが、
なんだか可哀想でもあって、
最終的に幸せになれるような
救われる結末が待っていればいいのにと、
願ってしまいます。
誠の方も、
そもそも冴えない容姿だった
学生時代の何かを引きずっているのか、
こちらも最初っから目つきが怪しいです(笑)
ヨリによく似た奥さんがいるのは、
ただ単にそういう見た目の人が
好みなんだと思えば別に変じゃないですけれども。
不倫関係になったり付きまとったり、
まぁヨリと暮らすために離婚に向けて
動くのは構わないけど、
ダイブ気持ちの悪い男です(爆)
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
姉の結婚のネタバレと感想
とはいえ、
ストーリー的にはなぜか
かなり引き込まれてしまいました。
先が気になってしかたない感じです。
登場人物が大人ばかりだからか、
リズムは淡々としていますけれども、
それも悪くないです。
登場人物たちの心情を映し出すかのように、
画面全体の印象がなんとなく
白黒のモノクロームなイメージに覆われているんですよね。
妹の留意子の楽天的な性格や
料理上手な明るさに救われる気がします。
そして友人の新川朋子が
とてもまともに思えてしまいます。
この二人にはほんと幸せになってほしいなぁ。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
姉の結婚 まとめ
ヨリも仕事はちゃんとするし出来るんだし、
河原さんとの結婚がうまくいけば良かったのにー!!
と思ってしまいますが、
やはり持ってる波長のようなのが違うとうまくいかないものですね。
一筋縄ではいかないものです(笑)
「姉の結婚」は8巻で完結しています。
「姉の結婚」は甘いだけの恋愛を超越した大人な作品でした。
「姉の結婚」で検索してみて下さい。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら