やまがたさとみ先生の作品、
「うそつき*ラブレター」を読みました。
漫画家の女性と漫画雑誌の編集長との大人の恋愛ストーリーです。
読んでまず感じたのは「大人の作品だなあ」ということですね。
繊細なタッチで描かれていて、柔らかい雰囲気の画風です。
全体的ゆったりと物語は進んでいくのですが、
見せ場はしっかりあって楽しませてくれます。
「うそつき*ラブレター」で検索して下さいね。
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うそつき*ラブレター のあらすじ
「どうかまちがえないでください 作家と作品は違うのだということ」
「嘘でつむぎあげた恋ものがたりです」
そんな言葉から物語は始まります。
主人公の市野あおい(いちのあおい)は29歳の漫画家。
少女漫画家としてデビューしたものの鳴かず飛ばずのまま挫折し、
漫画雑誌書くのを諦めて作品をWebに投稿していました。
冒頭モノローグは各話にあって、
それが作品の雰囲気とよくあっていると思います。
ドラマや小説のような雰囲気が出ていいですね。
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うそつき*ラブレター のネタバレと感想
そんなとき、あおいの作品が
大人の女性向けの漫画雑誌の編集長の目に止まり、
とりあえず一作品を掲載することに。
その編集長・神代(かみしろ)との初対面の日、
神代が40代半ばということもありメイクもそこそこに気を抜いていたあおい。
ところがいざ会ってみると神代は存外に好印象の男性でした。
おまけに「僕はあなたの作品が好きです」とストレートに気持ちを伝えられて、
あおいは思わずときめいてしまい・・・。
神代編集長が確かにちょっといい男なんですけど、
それだけじゃなくて天然な感じもあっていいですね。
天然だからこその危険というかやっかいな雰囲気もあってこれからが気になります。
その後も、あおいのかつての恋人の登場や
神代の過去の女性の話など読者を飽きさせない展開が続きます。
ただ怒濤の展開というわけではなく
ゆったりとした大人っぽい空気感で淡々とストーリーがすすんでいきます。
大人っぽい独特の世界観が繊細なタッチの画風とマッチしていて
すごく雰囲気があっていいですね。
それぞれ登場人物の心理描写が丁寧で少し複雑に描かれていて、
でも人が頭の中で考えることなんてそんな理論建てたものではないですから、
むしろ「素直」に描かれているということなのかもしれません。
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うそつき*ラブレター まとめ
また、冒頭で「作家と作品は違う」「嘘でつむぎあげた」と書かれていることで、
逆に物語にリアルさを感じさせていると思います。
もしかしたら作者自身の経験も反映させているのかもしれないという
可能性も感じさせる作品でした。
この作品は上下巻で、完結しています。
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