二ノ宮知子先生の
「GREEN」を読みました。
キャンプ場で一目ぼれした農家の青年に
強引に迫り倒す、純愛ハイテンションラブコメディです。
「GREEN」で検索して下さいね。
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GREEN のあらすじ
男を紹介してもらうつもりで
キャンプ場にきた専門学校生の吉川和子（よしかわわこ）。
しかし相手の男はアウトドアグッズマニアの気持ち悪いボンボンで、
ワコはイライラしながら川辺を散歩していました。
するとそこで倒れているおばあさんを発見します。
介抱していると、おばあさんの孫が現れたのですがその孫、
小野誠はワコの理想の王子様の顔をしています。
思わず涙と鼻水とよだれをたらしながら
誠の顔を食い入るように見つめるワコ。
おばあさんを背中におんぶする誠を手伝い、
彼の家まで着いて行くことになりました。
彼の家は農家をやっていて、
繁忙期にもかかわらず人手が足りなくなって皆が右往左往しています。
そして下心丸出しのワコは住み込みで一週間、
彼の仕事を手伝うことを申し出ます。
農家の仕事など一度もしたことがないのに、
誠のそばにいたいがために言い出したことです。
翌日からの農家の仕事に全く役に立ちません。
それでも誠のそばにいるだけでハートマークが出まくりのワコ。
しかし近所の悪ガキの双子が言うには、
ワコのような女は今までにも何人かいて前の女は2日で帰ったらしいのです。
自分は誠目当てではないと断言するワコですが、
周りの反応もまぁ二日が限度ではないか…と冷ややかに見てはいるのですが…。
二ノ宮先生が描く、ちょっとダメな男の子や女の子。
くせがあって大好きです。
下心しかないワコですが、果たして誠さんとうまくいくのでしょうか。
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GREEN のネタバレと感想
農作業では失敗ばかりですが、
ワコは調理師の専門学校へ通う料理女子です。
自分が掘り出しに失敗した里芋も素敵な料理に生まれ変わらせます。
誠のおばあさんもワコちゃんはいい嫁になる、とか誠に言うのですが、
誠はそんなことを軽々しく言うな、とおばあちゃんに怒ります。
ワコの事を迷惑だと言ってしまった誠ですが、
その言葉をワコは偶然聞いてしまっていました。
それから気まずくて口を利かなかった誠ですが、
約束の1週間よりはるか前に手伝うのは今日まででいいから、
とワコにバイト代を渡します。
人手はもう足りているから…と。
誰にも私は必要とされていない…
と涙ぐむワコですが、初めて会った時からずっと引き止めたかった…
と誠に言われ天にも舞い上がる気持ちになります。
そして週末には必ず農家の手伝いに行くようになります。
金曜の夕方に電車に飛び乗り秩父の誠の家まで通いつめるのです
そして日曜の夕方には帰らなくてすむように
誠の住む古民家のあらゆるところに隠れ、
結局は誠に探し出され東京へ強制送還されてしまう日々。
ワコの目標は”誠に帰らないでくれ”と言われること。
誠の気を引くために滞在中は色々な事を画策しますが、
あまり上手くいきません。
近くのぶどう園に誠の幼馴染の青年が帰ってきたのを知ったワコは、
誠が子供時代にどんなだったのかを聞き出すために
夜に夜食を持ってぶどう園に向かいます。
ぶどう園の幼馴染、のぞみ（男）と話しているとそこへ心配してきた誠が。
無理やりに手をひいてワコを連れて帰る誠は、
俺のことは直接俺に聞け！とワコにキスするんですよ。
このシーン、いいですね。
ワコが濃いせいか、誠の気持ちってなかなか出てこないんですが、
あ～やっぱり誠はワコの事が好きなのね～と安心しました。
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GREEN まとめ
ワコの猛烈なアピールに、周りのくせのある人々。
二ノ宮先生は本当にこういうのがお上手です。
農作業に不慣れながらも一生懸命誠の気をひこうとするワコ。
続きがものすごく気になります。
「GREEN」は4巻まで出ています。
恋に農業に一生懸命なふたりを見守りたくなる作品でした。
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