丘上あい先生の
「きーちゃん先生の事情」を読みました。
ある日突然教師として働くことになったキャバクラ嬢が
ヒロインの学園コメディです。
設定が奇抜で面白いですし、
何よりヒロインが魅力的でよかったです。
女性に好かれる女性といった感じのヒロインで、
裏表がなく飾らないキャラクターで好感が持てました。
ヒロインの周りのキャラクターたちも個性的で、
人として考えさせられるような深いセリフもあったりしてとても面白かったです。
「きーちゃん先生の事情」で検索して下さいね。
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きーちゃん先生の事情 のあらすじ
猪木田菊代(いのきだきくよ)は27歳。
源氏名・希帆(きほ)を名乗り、
キャバクラ嬢として働いていました。
ある日、店一番の上客・青田(あおた)が店にやってきます。
今まで決まったキャバ嬢をつくってなかった青田の本指名をとろうと、
希帆は気合を入れて接客にあたります。
すると青田は突然、希帆に「教師やらねぇか?」と言い出すのです。
以前希帆が教員免許をもっていると話したことを覚えていた青田は、
自分が買い取った学校に、
教師として「喝」を入れてほしいと希帆をスカウトしに来たのです。
なんといっても希帆のキャラクターが素敵ですね。
姉御肌な感じと、さりげなく周りをフォローできるところに憧れます。
「毎月1本のロマネ・コンティと同伴付き本指名」を条件に、
青田の経営する学校で教員・猪木田菊代として
働くことになった希帆こと菊代。
ひょんなことから、
学校にも家にも居場所がない生徒たちが集う
「喜多苦部(きたくぶ)」の顧問となることに。
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きーちゃん先生の事情 のネタバレと感想
教師となった早々から生徒たちに振り回され、
自信を無くしそうになる菊代ですが、店に来た青田に
「相手の立場で話ができて、気合が入っているお前には教師は向いていると思う」
と励まされます。
「ロクなことしてなかったけどとにかく学校だけは好きだった」と、
自分と同じことを青田が思っていたと知った菊代は、
改めて教師としてやっていくと気合を入れます。
生徒に対して「素」の自分でぶつかっていく菊代が良かったです。
悩んでもその悩みを引きずらない強さや、
人にこびない姿勢も、「こんな先生がいたらよかったな」と
思わず考えてしまいました。
この作品の魅力は何といってもヒロインのキャラクターにあると思います。
泉(いずみ)という女子生徒と
「自称天然の女は天然じゃなくて養殖」と話しているところは、
「あるある」とつい共感してしまいましたが、
菊代は「自称天然」もそれはそれでいいとしています。
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きーちゃん先生の事情 まとめ
自分の意見ははっきりしていても
安易に悪口を言わない菊代のキャラクターがとても素敵だと感じました。
「女の又の力と書いて努力」と励ますセリフもよかったです。
現実的なストーリーで恋愛要素もあまり濃いわけではないので、
老若男女問わず楽しめる作品だと思います。
この作品は全8巻で、完結しています。
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