麻生いずみ先生の
「光の伝説」を読みました。
新体操に打ち込む中学生のヒロインが、
年頃の少女らしく恋にも悩みながら、
夢に向かって努力していくというストーリーです。
1980年代の作品で懐かしい作風なのですが、
新体操を題材にしたスポーツ漫画は初めてだったので、
むしろ新鮮な気持ちで読むことができました。
「光の伝説」で検索して下さいね。
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光の伝説 のあらすじ
新体操の世界大会に観客として来ていた上条光(かみじょうひかり)は、
ブルガリアの新体操女王ディアナ・グロイチェワの演技を見て、
審判でも見抜けなかったミスを指摘します。
そのことがきっかけでディアナに
「ブルガリアで新体操をやらないか」とまで言われた光は、
ますます新体操にのめり込んでいきます。
このときなぜかディアナにはついて行かなかった光ですが、
新体操はずっと続けていたようです。
世界大会で審判も気づかないミスを大声で指摘する観客という設定は、
現実ではありえないかもしれないですが
スポーツ漫画の始まりとしてはとても印象的でした。
1年後、愛香学園の中等部へと転入した光は、
すぐさま新体操部へと入部します。
その後、光は体育館で
こっそり新体操の演技をしていたところを、
機械体操部のエース・大石誉昭(おおいしたかあき)
に見られてしまうのです。
その演技に感動した大石は、
その後も何かと光のことを気にかけてくれ、
光も大石に惹かれていきます。
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光の伝説 のネタバレと感想
そんな大石の後押しもあって光は
全中大会の代表選手に選ばれます。
その地区予選で、
新体操部のエースである椎名葉月(しいなはづき)
に次ぐ2位の成績を収めた光ですが、
大石と葉月が好き合っているのではないかと
考えるようになってしまいます。
一時は落ち込む光も、
「椎名先輩にはかなわないかもしれないけれど、でもわたしは大石さんが好き」
と開き直り、ますます新体操に磨きをかけていくのです。
うじうじと悩んだりせずに
自分のことは自分で解決して前に進んでいく光は、
同じ女性としてとても魅力的で、好感が持てました。
「大石さんが好き」と自分の気持ちに正直なところもいいですね。
実は、大石も光のことが好きなようでしたが、
「大会前の大事な時期に心を乱すようなことはしたくない」
と気持ちを隠しています。
お互いに新体操と器械体操という夢に打ち込んでいて、
恋愛は二の次と感じさせる光と大石ですが、
そんな二人がこの先どうなるのでしょうか。
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光の伝説 まとめ
少女漫画らしく恋愛についてもしっかり描かれていますが、
それよりも新体操に夢中になるスポーツ漫画の要素も強いので、
案外男性でも楽しめる作品なのではと思います。
この作品は全16巻で、完結しています。
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