小沢真理先生の
『銀のスプーン 1巻』を読みました。
入院中の母親に代わって、
妹弟たちにご飯を作るお兄ちゃん。
彼を中心とした心あたたまる家族ドラマです。
「銀のスプーン」で検索して下さいね。
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銀のスプーンのあらすじ
早川家は父親が亡くなった
4人家族の母子家庭です。
長男の律(りつ)は高校三年生。
王子と称される美形で、
勉強もできて性格も良いため、
親戚内では「早川一族の至宝」と言われています。
母親が入院することになり、
律が家の切り盛りをする事になりました。
料理などほとんどしたことのない律でしたが、
母の残したレシピノートを参考に、
中学生の弟・調(しらべ)と
小学生の妹・奏(かなで)のご飯を作り続ける内に、
料理が好きになっていきます。
律が大学受験をやめたり、
調が部活動のスタメン落ちして八つ当たりしたり、
家にお金がないことを察した奏が
アイドル目指して迷走したり・・・
家庭内での小さな事件が色々起こりますが、
嫌な事があっても、
家族で囲む食卓があたたかく包んでくれます。
読んでいると心がほっこりとあたたまるお話です。
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銀のスプーンのネタバレと感想
早川律は、パーフェクトな人格者です。
顔が良くて頭が良くて、
人当たりが良くて、
家族思いの優しいお兄ちゃん。
特に母親が入院してからの律は、
ちょっと「となりのトトロ」のさつきちゃんを思わせるような
非現実的な良い子になってます。
親戚のおばさんは
「律くん・・・もしかして知ってるんじゃないかしら?」
「あの子なんでもできすぎ」
「調くんや奏ちゃんとちがいすぎる」
と意味深な発言をしてるので、
律のおいたちには何か秘密があり、
その背景によって今の律が
出来上がっているようです。
同じ高校に通うオタクの地味女子・倉科夕子や、
成金息子の若月優に対しても、
構えたりバカにする事なく接している辺り、
すごいなあと感心してしまいます。
もしかしたら、自分と家族のことに必死で、
他人と比べるとか他人の反応を気にする余裕がない
だけかもしれないですけど。
あと、三兄弟の母親が、
むっちゃええお母さんや!
と叫びたくなるくらい良い母なんです。
入院中ということもあるかもしれないですが、
子ども達それぞれに神対応です。
子どもが悩んだり傷ついたりしても、
自信をつけさせる言葉をちゃんとかけてくれます。
私は毎日イライラしたり、
叱り飛ばしていますが、
子どもを持つ母親としては、
本当はこういう風になれたらと思わせる理想の母親です。
そして、物語の軸になっている、
料理の数々がとにかく美味しそう!
なんですよ。
最初はおかかご飯だけだったのが、
手作り皮の餃子とか本格的な物に変わって来て、
だからといって、気取っていない家庭料理なので、
あたたかい感じが伝わってきます。
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銀のスプーン まとめ
料理のくわしいレシピは
本編とは別に閑話休題ページ?で載っています。
レシピって見てると
自分にも作れそうな気がしてくるから不思議です。
(料理が苦手な私は、実際には再現できない場合が多くて困ります(苦笑))
殺伐とした現代社会に疲れた人達に読んで頂きたい、
おすすめのマンガです。
『銀のスプーン』は14巻まで出ています。
『銀のスプーン』は料理を軸に心あたたまる家族を描いた作品でした!
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