松永空也先生の
「東海道HISAME」を読みました。
妖怪を退治することを生業とする退魔師氷雨と、真言密教僧斎。
幼馴染二人が東海道を自由に旅しながら、
出会う妖怪を始めとする妖しいものを退治していく物語。
幼い時から変わらない斎の氷雨への愛。
氷雨の身に迫る危険は妖怪だけではない?!
「東海道HISAME」で検索して下さいね。
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東海道HISAME のあらすじ
妖怪退治をしながら東海道を旅する退魔師氷雨と真言密教僧斎。
二人は幼馴染。
今日も、
「人の世にはびこる悪しき妖怪 退治してみせましょう 我が名は氷雨
いざ 尋常に」
と土蜘蛛の退治に。
しかし、そこで、どうか斬らないで・・・と声が聞こえ妖怪を取り逃がします。
声をかけたのは、近くの地主の家で使用人をしている宗司という若者で、
彼の話によると、土蜘蛛の正体は、その家のお嬢様だと言うのです。
取りあえずその家を訪ねてみることに。
出迎えてくれたのは、キレイなお嬢様と見るからに人嫌いのお婆さん。
妖怪がお嬢様に乗り移っているだけであるため、それを退治しようという氷雨に、
既に手遅れだという斎。
氷雨はなんでも言うことを聞くと言う条件で、斎を連れてその家に戻る。
そこで待っていたのは・・・!?
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東海道HISAME のネタバレと感想
妖怪化したお婆さんとお嬢様だった。
妖怪のみしか退治できない氷雨に変わって、
人に乗り移った妖怪を退治する斎。
そして、いよいよおおもとの妖怪にたどり着いた二人。
氷雨が退治し、さて残ったのは・・・?!
死ぬ気の覚悟で斎にお願いを問う氷雨。
そのお願いとは・・・笑っていてね。
斎の氷雨への深い思いに胸がキュンとなります。
さて、東海道を旅する二人が次に出会った妖怪は猫又。
そしてその次は、妖怪を操る陰陽師。
さらに、その先では氷雨の師匠と遭遇します。
妖怪と幽霊を退治しながら、昔と変わらぬ二人の関係を冷やかしながら、
温かく見守る師匠。
ここでの氷雨と斎の会話がとても素敵です。
斎が氷雨から離れられない気持ちが少しわかる気がします。
まだまだ、二人の旅は続きます。
次に出会うのはどんな妖怪か・・・。
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東海道HISAME まとめ
東海道中膝栗毛を連想する男二人の東海道の旅。
内容も本家と同じく、豊富なエピソードとギャグの詰まった面白い作品です。
斎の氷雨の愛が、若干の妖しさを醸し出してはいますが、
気持ち悪さはなく、二人の深い絆に、なんとも愛おしい気持ちになります。
次から次へと出てくる妖怪を、二人が役割分担して退治していく様は、
ドキドキしますが、とても爽快です。
「東海道HISAME」は6巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、敵と戦うドキドキと、妖しいドキドキ、そしておかしな二人に笑える作品です!
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