南波あつこ先生の
『隣のあたし 2巻』を読みました。
いつも隣にいたはずの幼なじみが、
どんどん遠くなっていくお話です。
「隣のあたし 2巻」で検索して下さいね。
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隣のあたし 2巻のあらすじ
幼なじみの橘京介に告白したものの、
「そういうふうに見れない」
と断られた上村仁菜。
以来、二人の間はギクシャクし、
お互いを避けるようになっていました。
それでも仁菜がピンチのとき、
京介は必死にかけつけてくれるのです。
一方、京介が所属する野球部のマネージャー麻生結衣子は、
京介と仁菜の幼なじみの絆に入り込めないと感じていました。
京介の優しさに触れ、
京介に一番大切にされたいと思うようになった結衣子は彼氏と別れ、
京介の彼女になります。
京介に彼女ができたと知り、
京介をあきらめ、
好きだったことを必死に忘れようとする仁菜でしたが・・・。
距離を取ろうとしても、
家が隣同士、学校も隣同士で、
完全に接触を避けることはできません。
ずーっと一緒にいられると信じていたときは
その距離が嬉しいですが、
想いをあきらめなければならないときに、
この物理的距離は辛いですよ。
仁菜にとっては見たくない、
彼女と一緒にいる京介の姿も目に入ってしまうので、
失恋の傷が余計えぐられて可哀想です。
読むのがちょっとつらい巻となってしまいました。
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隣のあたし 2巻のネタバレと感想
この2巻での癒しは、
京介の弟・圭介(小学生)の存在ですね。
仁菜の恋だけだと
だんだん読むのがつらい方向に変わっていきますので。
最初は面倒見がよくて、
明るいすてきなお姉さんだった結衣子が、
恋愛が絡んでくると、
徐々に嫌な女に変貌していきます。
外面はすごく良いけど、
内面はドロドロな感じが人間臭くて面白いと感じる人もいれば、
「何なのこの女!」と拒否反応がでて
嫌になる人もいるかもしれません。
京介の優しさとその居心地の良さに触れ、
彼をどうしても手に入れたくなった結衣子。
どこまでが計算か分かりませんが、
「彼氏に酷い目に遭ってる可哀想な女」の姿を
京介に見せることによって、
京介の同情を引き、まんまと彼女の座に納まりました。
結衣子のしたたかさを、
実は京介もうっすら気付いてるのではないかと思いました。
そうでなければ、
「俺が麻生を一番にしたら、俺は麻生の何番になんの?」
などという台詞が出て来るはずありません。
彼女になったものの、
京介の周りにちらつく仁菜の影に落ち着かない結衣子。
自分が京介の一番でないと気が済まないようです。
それに対し、仁菜は京介をあきらめきれず、
でもあきらめようと必死で距離を置いて、
密かに傷ついているのです。
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隣のあたし 2巻 まとめ
「好き なんて簡単に消えない」
どんなに離れようと頑張っても、
仁菜の気持ちは京介の隣にいるまま・・・次巻へ続きます。
『隣のあたし』は10巻で完結しています。
『隣のあたし』は幼なじみとの関係変化を描いた青春ラブストーリーでした。
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