ももち麗子先生の
「トモダチごっこ」を読みました。
高校に入学の春、
村咲みどりは東京から母の実家のある仙台に引っ越してきました。
順調にスタートしたはずの高校生活、
しかしみどりはいじめのターゲットとなってしまいます。。。
終わりのないいじめ、友の裏切り…、
絶望したみどりは学校の屋上から飛び降り自殺―…、
したはずだったのですがなぜか1年前にタイムスリップしてしまい…?!
同じ失敗をしまいと第2の人生を始めたみどりは…!?
「トモダチごっこ」で検索して下さいね。
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トモダチごっこ のあらすじ
両親の離婚によって母と二人で仙台に引っ越してきたみどり。
本当は東京と友達から離れたくなくて
東京の全寮制の高校を受験したものの失敗。
入学した仙台の学校はほとんどの生徒が
中等部からエスカレーター式に高等部へくる私立の女子高。
最初の自己紹介ではウケを狙ってなんとかつかみはOK!
先生の推薦でクラス委員長もやることに。
東京ネタで盛り上がったりと順調なすべりだし…
とみどりは思っていた高校生活が始まりました。
小5まで仙台で暮らしていたみどり。
そこには3年間同じクラスで親友のあーちゃんこと
相沢あかりがいました。
しかし送った引っ越しのハガキは
宛先不明で戻ってきてしまっていました…。
翌日登校したみどりは、
なんと同じクラスであーちゃんと再会します。
あーちゃんは氏原と名字が変わり、
存在感がなかったため昨日は気づかなかったのです。
そしてあーちゃんは……
クラスでいじめを受けていて…。
以前は明るく皆の中心にいたあーちゃんが、
なぜこんなことになったのかわからないまま、
だけどなんとかあーちゃんを助けようとしていると…。
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トモダチごっこ のネタバレと感想
みどりのクラスの伊集院エレナ、
表向きは上品で優等生な彼女は、
裏では陰湿にクラスをあやつるボスで、
いじめの首謀者も彼女でした。
実行役はエレナのとりまき達。
あーちゃんを助けたことや東京アピールがエレナの反感を買い、
いじめのターゲットはみどりへと変わります。
―…それから半年、
終わることのないいじめ、
あーちゃんは裏切りそして登校拒否、
祖母の介護で大変な母親には相談できず、
東京の友達とも疎遠になり、
ギリギリまで耐えていたみどりですが
とうとう自ら命を絶つべく学校の屋上から飛び降ります……。
…みどりの部屋で飼っているインコが、
「ガッコウナンテイキタクナイ」
と鳴いているのが妙に悲しいです。
おばあちゃんが倒れなければ、お母さん達が離婚しなければ、
東京の高校に受かっていれば、あーちゃんなんか助けなければ、
…恨みと後悔で真っ黒の胸の仲。。。
気がついたところは東京の部屋。
そこには中学の制服。。。
カレンダーの日付は1年前?!?
全部夢だったのかと思ったけれど、
自分でも信じられないけれど、
どうやら飛び降りた拍子に
タイムスリップしてしまったことにきづきます。
…ということは、
これから起こることが全部記憶通りなら
未来が変えられる?!?
そうして過去では失敗した高校受験に合格!
人生やり直せるんだと号泣するみどり。
ただの問題提起のいじめを取り扱った作品の枠には収まらず、
タイムスリップの要素を入れることで
そこから主人公がどういう選択をしてどう乗り越えていくのか、
見ているこちらも自分ならどうするだろうかと
ついつい引き込まれてしまう、
そして程よいスピード感でテンポよく読める作品だと思いました。
案の定、
みどりはただ逃げるような道を選ばず
1年先までの記憶を武器に立ち向かっていくことになります。
母が見せた涙に母の未来まで変えてしまうこと、
そして母と離れたくない気持ちも後押しして。。。
みどりは心にあったかい根っこを持ったいい子なのがわかりますね~。
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トモダチごっこ まとめ
一緒にタイムスリップしてきた携帯電話をお守りに、
第2の人生を始めたみどり。
過去の失敗から学び今度はうまく立ち回って…。
あーちゃんも…助けない…裏切ったんだし…。
しかし第1の人生にはなかった想定外の出来事が次々と起こり出し…。
「トモダチごっこ」は3巻で完結しています。
「トモダチごっこ」はめくるめく展開に引き込まれ
感情移入してしまう作品でした!
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