蒼井まもる先生の
「たいへん不良くできました」を読みました。
しゆみと茉莉は幼なじみ。
夏休み明け、茉莉が「好きな人できたかも」と打ち明けたのは、
誰もが認めるクラスの優等生・知埼で―。
恋をまだ知らない少女の青春ストーリー!
「たいへん不良くできました」で検索して下さいね。
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たいへん不良くできました のあらすじ
少し高い丘の上にある中学校、
毎日長い階段を上って通うしゆみと茉莉。
二人は小さい頃からずっと一緒の幼なじみです。
三木しゆみ(中2)は元気でまっすぐな女の子。
岩戸茉莉は人見知りで友だちができにくいタイプ。
しゆみにはなんだって話してくれます。
夏休みが終わり
またこの階段を上る日々が始まります。
しゆみに話しかける茉莉に、
「そーやって笑顔でみんなに話しかけたら大丈ー夫!
2学期は脱・人見知り!友だち作ろう!」と話していると、
唐突に「好きな人できたかも。」
…そう打ち明けられ驚くしゆみ。
茉莉が好きになったという相手は、
誰もが認めるクラスの優等生・知埼満。
生徒は勿論先生からの信頼も厚く、
夏休み前に課題を終わらせていたり、
市の水泳大会で優勝していたりと文武両道
顔もイケメンだし…これはデキスギくんですな。
茉莉の打ち明け話を聞いた同じ日、
しゆみは課題のポスターを風に飛ばされ
窓から落としてしまいます。
絵は結構得意なしゆみ。
我ながら「空切りとったみたい」と自信作です。
それを拾いに行った裏庭で…!?
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たいへん不良くできました のネタバレと感想
そこにいたのは学年一の問題児・優。
優の陰から現れた知埼は手にタバコを持っていて…!?
夏休み前、裏庭の隅っこにタバコの吸い殻が落ちてて
学校中大騒ぎになったことがありました。
犯人はまだわからないまま…。
しゆみは知埼が隠れてタバコを吸っている現場を
目撃してしまったのでした。
優等生だと思っていた知埼のまさかの不良行為?に
ちょっと信じられない気持ちのしゆみです。
しかも茉莉がその知埼を好きだと言うんですから、
こりゃ混乱してしまいそうなもんですよね~。
いたって普通の真面目な女子中学生には驚愕の事実カモ?!
茉莉は夏休み中に図書館で知埼に偶然会って、
相談にのってもらってたと言います。
自分には何でも話してくれていた茉莉が
自分の知らない相談?!をしていたことに
ちょっとショックを受けるしゆみです。
知埼のタバコのことがどうしても納得できないしゆみは、
彼を呼び出して止めるように言います。
しかし知埼の返事は
「バラしたきゃバラせよ。言ったところで誰も信じない、
おまえがクラスでハブられたりすんじゃね?。」
という信じがたいもので…。
この裏表っぷりに「絶対おかしい!」としゆみは、
茉莉に知埼はやめるように言います、
「仮面かぶってる中身まじヤバい!」と。
しかし茉莉は
「否定ばっかしてなんなの?!
似合うとか似合わないとかそんなことじゃない…
しゆは恋したことないもんね!」
と言われてしまいます。
それに加えて、
ポスターのクラス代表が知埼のに選ばれます。
それを聞いたしゆみは
授業中に固まって思わず涙が…。
その場をフォローしたのも知埼で…。
知埼…大っ嫌いだ…。
そのあとまた裏庭にいる知埼にしゆみは
一応さっきの礼を言いにきます。
知埼は自分のポスターは
ねーちゃんに描いてもらったズルだと告白。
ますますあきれるしゆみ。
しかし…彼は言うのです。
「オレはおまえの絵のがうまいと思ったけどな。
空切りとったみたいだなって。」と…。
このとき何かがしゆみの心に生まれたような気がします。
まだ恋を知らない彼女は…。
しゆみは茉莉に言います。
「茉莉を知埼にとられたみたいで、
なにもかもとられた気分になってテンパった。
恋してる茉莉は別の人みたいで置いてかれたと思った」。
こういうふうに素直に友だちに話せるのって、
すごく素敵だなぁと感心してしまいました。
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たいへん不良くできました まとめ
素直なしゆみがとてもかわいらしいです。
恋愛…というより子供から大人に変わる、
キラキラした時間を思い出させてくれるような
お話だと思いました。
「たいへん不良くできました」は8巻で完結しています。
「たいへん不良くできました」は純真な中学生の
友情と淡い恋の青春物語な作品でした!
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