永遠幸先生の
「新・地獄少女」を読みました。
2018年・・・10年ぐらい前にはやった“地獄通信”。
怨みの相手を地獄流しにするという“地獄少女”…、
消えたはずだと噂されていたけど
復活したんじゃないかと言われ始め…?!
「新・地獄少女」で検索して下さいね。
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新・地獄少女 のあらすじ
御影ゆずきは市立賽河原第4中学校の3年生。
両親が仕事の都合で遠くにいるため一人暮らしをしています。
ある日一匹の不思議な蝶に出会い、
それから彼女の身に不可解な出来事が起こり始めます。
鏡の中に写る見知らぬ少女…、
それは10年前に消えたはずの地獄少女・閻魔あいで…!?
蝶はあいの魂で、
自分では気づかぬうちにあいに憑依されてしまったゆずき。
何故か人の世界に戻ってきたあいを通じて
地獄流しのすべてを目撃することになってしまうのです。
そうして地獄通信と深い関わりをもつことになったゆずきの
苦悩が始まります。。。
前作「地獄少女」の続編です。
何があったのか…復活した地獄少女・閻魔あいが、
地獄通信を再開し地獄流しがまたくりひろげられます。
あいの仲間?達も復活しています。
きくりはあのとき(?)実体をなくし、
今はぜんまいじがけの人形に憑依しています。
ナゾの多い幼女でイタズラ好きで
山童に“お嬢”と呼ばせています(謎)。
骨女(赤藁人形)はガイコツの妖怪でふだんは美女。
学校の体育教師・曽根アンナとして潜入しています。
輪入道(黒藁人形)は車輪の形をした妖怪で、
空を駆けあいの乗り物になるようです。
学校では公務員として働いています。
一目連(青藁人形)は頭の隠れた目でどんな場所も
のぞき見できます。
理科教師・石本連として潜入しています。
ちなみに女子生徒からはかっこいいと評判です。
山童(黄藁人形)は新しく地獄少女に仕える妖怪で
ふだんはおとなしい感じです。
きくりといっしょにいることが多いのですが…。
前作を最後まで読んでいないので詳しい事情はわからないのですが、
今作からでも楽しめます。
なぜ10年前に消えたのか?…何があったのか?、
そしてなぜ復活したのか?、
全編通して読みたくなりますね。
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新・地獄少女 のネタバレと感想
前作は明らかに“悪いヤツ”を地獄流しにしている印象でしたが、
今作は地獄流しを依頼する者のほうが問題アリな感じがします。
思い違いをしていて被害妄想になっていたり、
逆恨みをしていたりと、
はたしてその地獄流しは正しいのか?!と思わされます。
…いやそもそも地獄流しが正しいことなのかって話ですが。
ゆずきもクラスメイト・先生と、
次々と起こる地獄流しを止めたいのになにもできなくて、
誰も地獄へ落ちるところなんか見たくないのに…と苦悩します。
友人の平石逸子は、
教師・丹下英人を逆恨みして地獄流しをしてしまいます…、
本当はいつだって真剣に生徒のことを考えていた先生だったのに…。
5組の堀内みな子は、
学年一のイケメン・2組の新山に好意を寄せられていると勘違いし、
幼馴染の金澤卓をうっとうしく思って地獄流しを…。
美術部の1年生・三好は、
中館先輩にヒドイことをされ地獄流しを依頼するものの、
結局自分も恐怖心に支配され美術から遠ざかるはめになり…。
ゆずきのおとなりさんの天野一花さんと二葉の姉妹、
美人で優秀な姉にいつも比べら不満を募らせていた二葉…。
ただひたすら妹のことを思っていた姉なのに、
結局二人は不幸な結末を迎え…。
怨むことの悲しみを嫌というほど見せつけられ、
なにが正しいのかわからなくなり自問するゆずき…。
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新・地獄少女 まとめ
そんなゆずきの親友・高杉秋恵は、
明るく活発で彼女の心の支えでした。
その秋恵にも怨みの影が……?!
「新・地獄少女」は3巻で完結しています。
「新・地獄少女」は怨みの生み出す悲劇を考えされられる作品でした!
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